【MLB】ドジャース - レイズ(8月24日・日本時間25日/ロサンゼルス)
スタジアムの大観衆に後押しされ、まるで打球がひと伸びしたようにも見えた。ドジャースの大谷翔平投手が「1番・DH」で先発出場した試合、第3打席で逆転2ランを放った。2試合連続となる今季41号が飛び出し本拠地ドジャー・スタジアムは騒然となったが、その際のバッティング技術が大きな話題となっている。
ドジャースが2点ビハインドで迎えた5回裏。先頭打者のマンシー内野手が2ベースヒットで出塁すると、ロハス内野手がタイムリーを放ち1点差に迫り、さらに1死一塁という場面で大谷に打席が回ってきた。
ここまで対戦してきたレイズ先発のブラッドリー投手に対し、大谷はライト前ヒット、打撃妨害で2打席連続出塁していたが、カウント2-1からブラッドリーが投じた148キロのスプリットを大谷はすくい上げた。
打球はライト線際に延びていく当たりで、スタンドにギリギリ届く一発に。この2ランでドジャースは逆転となり、2試合連続でアーチを描いた大谷はここでも右手を高く掲げてファンの大歓声に応えてみせた。
打球速度96.7マイル(約155.6キロ)、飛距離338フィート(103メートル)は大谷の本塁打にしては少々地味な当たりに見えたものの、外に逃げるボールを泳がされながら捕らえてスタンドに運んだバッティング技術は圧巻の一言。さらには、前日の“サヨナラグランドスラム”に続いて、ここで打ってほしいという場面で結果を残した。高く打ち上がった打球は、場内の「MVPコール」に後押しされたかのようにスタンドへと吸い込まれた。
この一打を目の当たりにした視聴者は「雰囲気あったもんな」「これが大谷」「これは震えるわ」と大絶賛のコメントであふれ返った。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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