【セリエA】パルマ 2-1 ミラン(日本時間8月25日/エンニオ・タルディーニ)
鈴木彩艶もさすがになすすべがなかった。ミランが華麗な個人技&連携技でパルマの守備を完璧に攻略して同点弾。日本代表GKにはファンからも「流石にノーチャンだったな」「ザイオン今のはしゃーない」と同情の声が寄せられている。
今夏にベルギーのシント=トロイデンからイタリアのパルマに移籍した鈴木は、セリエA2節でミランと対戦。前半から好セーブを見せていたが、パルマが1-0とリードする65分、失点を喫してしまう。
FWラファエル・レオンが高速ボディフェイントで相手を突破し、左サイドの深い位置に抜け出したDFテオ・エルナンデスとのワンツーでボックス内に進入。巧みなボールタッチで1人をかわして横パスを出し、最後はゴール前でフリーのFWクリスティアン・プリシックが冷静に流し込んだ。
パルマの守備陣は完全に崩された。最初のレオンのドリブルに対してDFは簡単に突破され、その後のハイスピードかつハイクオリティなコンビネーションに身動きが取れず。ボールの奪い所をまったく見出せず、ボールウォッチャーになってしまっていた。
鈴木も目まぐるしく移動するボールの位置に合わせて細かくポジションを調整し、飛んでくるシュートに素早く反応できるように体勢を整えていた。しかし、シュートが飛んでくるのではなく、道が開けたかのように目の前まで突破されてしまい、セーブするチャンスすら与えてもらえなかった。
日本のサッカーファンからはSNSで、「まあちょっとザイオンにできることはなさそうな失点でしたねえ」「ザイオンは悪くない」「彩艶にできることはなかった」「ありゃ無理だ」「今のはどうにもならん」「彩艶はノーチャンスって言葉嫌いだけど普通にあれはGKノーチャンスです」と同情の声が多く挙がった。
セリエA初のクリーンシートはお預けとなったものの、この試合で鈴木は合計17本のシュートを打たれる中で、失点を1つに抑える好パフォーマンス。パルマは77分に勝ち越しゴールを決めて、2-1で今季初勝利を掴んだ。
(ABEMA de DAZN/セリエA)