全世界が注目するドジャース・大谷翔平投手の『50本塁打・50盗塁』達成のカギは「逆方向へのホームラン」かもしれない。解説者を務める糸井嘉男氏は、大谷が本塁打数を伸ばすために、43号本塁打のような逆方向に伸びる打球がポイントになるだろうと語っている。
【映像】大谷、衝撃の“逆方向弾”で「43-43」達成の歴史的瞬間
大谷は8月30日(日本時間31日)のダイヤモンドバックス戦で、2回に43盗塁を成功させると、8回の第5打席には43号のソロ本塁打を放った。これで大谷は43本塁打・43盗塁とし、MLB史上初となる『43-43』を達成。9月5日(同6日)終了時点で44本塁打・46盗塁の成績を残し、50本塁打・50盗塁へ視界良好となっている。
9月9日から行われる「どこでもアベマでMLBキャンペーン」の“宣伝本部長”に就任した元阪神タイガースで野球解説者の糸井氏は独占インタビューに応じ、大谷の『50-50』について「できますよ!大谷くんに不可能はない。彼はこれまでも結果で示してきた選手。不可能を可能にしてきた男だから、きっとできると思います!」とコメント。誰も成し遂げられなかった大記録達成に期待する。
また、大谷のホームランの凄さについて『ボールを飛ばす技術力』を挙げる。「パワーももちろんですが、やっぱり技術。バットのヘッドを返さずに、最後まで粘れる。それには体の粘りも必要で、普通のバッターなら我慢しきれずにヘッドを返してしまう。でも大谷選手は、最後までヘッドを返さずに打てるからホームランにできる。簡単に言いますけど、ちょっと信じられないですよね」と、バッティング技術の高さに驚きを隠せない。
世界中が注目する『50-50』の大記録達成に向けて、残り23試合で6本塁打、4盗塁が必要だ。気になるのは本塁打数で、単純計算でおよそ4試合に1本ペースとかなりのハイペースで打つ必要がある。そこで鍵を握るのは“逆方向への”ホームランのようだ。
糸井氏は「逆方向へのホームランもやっぱり技術で、体の開きを最小限に抑えないと無理。開きを抑えつつ、最後に1つ、グッと押し込む技術。それがあるから逆方向にも、打球が伸びてくれる」と分析。
糸井氏の言うように、43号本塁打はまさにその形だった。カウント0-2から3球目、高めに投じられたストレートを引きつけて、インパクトの瞬間にボールをカチ上げる。高々と舞い上がった打球は意見するとレフトフライかと思われたが、最後までしっかりと押し込んだことでフェンスオーバーとなった。
「最近は無理に引っ張ってないんですよ。全部センター方向をイメージして打っていると思います。逆方向への打球もイメージしながら、しっかりと引きつけて打てている。あれができればホームラン数は伸びますね」
前人未到の『50-50』達成に向けて、逆方向へのホームランに注目だ。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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