アニメ「この世界は不完全すぎる」第10話が9月6日より順次放送中。排除対象と見なしたキャラへの“メタAI”テスラ(CV:矢野妃菜喜)の冷たすぎる対応が、「そりゃないだろw」「一体どうすんねん」と視聴者の笑いを誘った。
【映像】助けを求める男を”排除”するテスラ(17分7秒ごろ〜)
「この世界は不完全すぎる」は、左藤真通氏による同名漫画が原作。極秘に組織された調査隊“王の探求者(キングス・シーカー)”の一員であるハガ(CV:石川界人)と成り行きで助けた少女・ニコラ(CV:矢野妃菜喜)をめぐる冒険ファンタジーだ。実は彼らの住む世界はゲームの中に存在するもので、ハガの正体とは、ゲーム内の不具合を探して報告するデバッガーだ。
前回放送の第9話では、ハガたちが新たなデバッガーのアキラ(CV:高橋李依)と出会った。ロードエルフであるアキラは、かなり感情豊かな性格のようだ。ハガたちの旅に感銘を受けたようで、彼にいきなり抱き着くと、「よく頑張りました!」「2人の苦労を考えると、泣けて泣けて……」と号泣しだした。一人称が「僕」のエルフかつ、やや“グイグイ”な性格という強烈キャラのアキラは、「すごいハグ魔だ」「距離感バグった僕っ娘」「新キャラめちゃくちゃ癖強い」とさっそく注目を集めた。
最新話の第10話「ゲーデルとヤマナカ」では、ハガたちが洞窟でまた新たなデバッガーと出会った。その男は、デバッガーの必需品である“デバッグストーン”の操作中に自分の体を動かせなくなるアクシデントに見舞われてしまったようだ。必死に助けを求める彼に対して、テスラは助けるどころか、なんとデバッグストーンを取り上げて食べてしまった。男は、「俺のストーンに何を!?」と悲鳴を上げていた。
テスラはゲーム全体を統括するメタAIで、排除対象と見なしたものが所有するデバッグストーンを食べて処分してしまう。目的のためとはいえ容赦のなさすぎる行動が、「一体どうすんねん」「勝手にデバッグストーン食うな」「アカン」「そりゃないだろw」と視聴者の笑いを誘った。
第10話「ゲーデルとヤマナカ」
【あらすじ】
ゲーデルは、デバッガーであるヤマナカによって肉体を改造された子供のNPCだった。モラヴィ村の戦士たちは、強くなりすぎたゲーデルを恐れて殺害の計画を実行するが、あっけなく返り討ちにされてしまう。村から迫害されたゲーデルは、滝の裏に隠された洞窟の中に駆け込むと、そこにいたヤマナカに助けを乞う。しかし、ヤマナカは微動だにせず、ただその場に無言で佇むのみだった。
(C)左藤真通・講談社/『この世界は不完全すぎる』製作委員会