<大相撲九月場所>◇三日目◇10日◇東京・両国国技館
幕内最年長の39歳、前頭十枚目・玉鷲(片男波)が“鉄人”の異名に相応しい大記録を達成。初土俵からの通算連続出場1631回という歴代単独1位の偉業を成し遂げた。この偉業直後、館内に足を運んでいた有名タレントが人目もはばからず“バンザイ!”と大歓喜。その姿を見つけたファンからは「嬉しそうw」「感慨深い」とコメントが寄せられた。
玉鷲は平成16年(2004年)一月場所の前相撲で初土俵を踏み、翌三月場所で番付に四股名が載った。以降、20年にわたって不撓不屈の精神で相撲を取り続けてきた。令和4年(2022年)の七月場所、片男波部屋で新型コロナウイルスの陽性者が確認されたことを受け、初土俵以来では初となる途中休場をしたが、自らの意思による休場ではないとの判断を受けて連続出場は継続となっていた。
令和6年(2024年)九月場所三日目。玉鷲が対戦したのは、かつて自身の付け人だったこともある前頭十一枚目・輝(高田川)だ。立ち合い頭から当たった玉鷲は、圧力をかけて一気に押し出し力強く勝利した。これで玉鷲は初土俵からの通算連続出場記録が1631回となり、1630回で並んでいた元関脇・青葉城を抜き、単独1位の大記録を打ち立てた。玉鷲は三日目にして初白星を挙げ、自ら偉業に花を添えた。輝は2敗目を喫した
玉鷲が偉業を達成すると、館内からは大きな拍手と歓声が沸き起こり、「感動をありがとう」と書かれたボードをはじめ、客席では多数の祝福横断幕も掲げられた。そんななか、客席で歓喜していたのが、好角家で知られるタレントの勝俣州和だ。
トレードマークの短パンに赤シャツを着た勝俣は、玉鷲が勝利すると両手を上げて“バンザイ”のポーズで大喜び。その姿を見つけた視聴者からは「嬉しそうw」「勝俣も感慨深い」とコメントが寄せられたほか、玉鷲の偉業に「おめでとう」「かっこよすぎやん!」「素晴らしいね」と祝福の声も相次いだ。(ABEMA/大相撲チャンネル)