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 「MEGA BIGを全財産7350万円分買った」

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 スポーツくじ、MEGA BIGに人生を賭けた投資家・医学部学生の造船太郎さん。

 そもそもMEGA BIGとは、Jリーグなどのサッカーの試合を対象に指定された12試合のそれぞれの合計得点数をコンピューターが自動選択する「スポーツくじ」だ。

 すべて的中で1等となり、1試合外れるごとに2等、3等と下がっていく。

 いかにもギャンブルに全振りした行動とも思えるが…

 「台風で4試合が中止になった。中止になった試合は自動で当たり扱いになるため、1/4が4つ消えて256倍当たりやすくなった」(造船太郎さん、以下同)

 さらに、溜まり続けたキャリーオーバーが58億円あり、そこに今回の売上の50億円の半分、25億円が加わり、賞金の総額は83億円に。

 台風の影響とキャリーオーバーの結果、“期待値がプラス(1以上)になった”という。そこに目をつけたのだ。

 「投資もお金がかかっているものは全部ギャンブルだと思っている。いかに期待値のあるギャンブルをするかが大事。(今回のMEGA BIGのように)これだけ期待値があって張れなかったら、僕は投資家として失格だと考えた」

 期待が高まる中、造船太郎さんは結果発表をYouTubeで配信。果たしてその結果は…

 1等が8本!

 「約2億2100万円が払い戻され、プラス1億5000万円という結果。スプレッドシートで見ていたため、本当に当たっているのか半信半疑だったが嬉しかった」

 なんと、およそ1億5000万円の大勝ち。投資家としての造船太郎さんの勝負強さが功を奏した。

 現在20歳の造船太郎さん。なんと投資は12歳の小学生の時から母親から借りたお金で行っていたという。

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 「母親が少しだけ投資をやっており、スマホを持っていた僕もやりたくなった。100万円を借りて、値動きの激しい銘柄を全部買うなどしていた」

 投資の才能があったのか。その後、順調な運用で増えた7000万円で勝負したMEGA BIGで大勝利を収めた。

 「行動しないことで期待値を逃すのはもったいない。期待値だけは追いかける」と話す造船太郎さん。気になる2億円の使い道だが…

 「とりあえず株は続ける。半年前には相場が良くて1億5000万円持っていたが豪遊はしていない。今回もあまり変わらないと思う」

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 造船太郎さんが大勝ちした9月2日、MEGA BIGで何が起きていたのか? 芝浦工業大学 統計学 石綿元講師に聞いた。

 石綿講師によると、通常のMEGA BIGの当選確率は4の12乗分の1=1677万7216分の1だが、9月2日に関しては4試合が台風で中止になったため256倍当たりやすく6万5536分の1に。 

 さらに期待値(一口当たりに期待できる当選金額)について。

 9月2日は購入者が非常に多く、1等の当選金は約2480万円。総購入口の数などを加味し、1口を購入した時に期待できる当選金額(=期待値)は「300円を買うと521円」いう高い数値に。通常の宝くじの期待値は半額ほどであることからも“異常事態”になっていたことがわかる。 

 つまり、「買えば増える状況」だったのだ。だが、2等がわずか300円だったことから「1等を当てなければ損をする状況」でもあった。

 では、1等を当てるために何口買わなければいけなかったのか?

 9月2日の場合、1口300円だけ買った時、期待される当選口数は 0.000015、約2000万円分買うことで1等が1口当たるという計算になる。

 ちなみに、造船太郎さんが購入した7350万円では、24万5000口買えるため、“確率的には3.7口当選”となる。

 とはいえ、造船太郎さんが一等当選0になっていた確率は2.38%。元が取れない1口当選の可能性も8.89%、2口当選の確率は16.62%、“ほぼイーブン”となる3口当選の確率は20.71%もあった。そんな中、造船太郎さんは2.25%しかない8口当選(9口は0.93%、10口は0.34%)。強運に恵まれたということだ。

 造船太郎さんの“大勝負”について、AIエンジニア/SF作家の安野貴博氏は「損をする可能性を考慮しながら期待値を追い続ける姿勢はすごい。金融工学の観点においてリスクには様々な種類があり、例えば『大きく損する確率は少ない一方で時々しか儲けが出ないもの』『基本的には儲かるが時々大きく損する可能性もあるもの』などのパターンがある。私もリスクを取っていくのは好きだが、造船太郎さんがこれだけのリスクを背負えるのはなぜだろう」と舌を巻いた。
(『ABEMAヒルズ』より)

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本記事は自動文字起こしツールや生成AIを利用していますが、編集部の確認を経て公開しています。

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