【W杯2026アジア最終予選】中国代表 1-2 サウジアラビア代表(日本時間9月10日/大連梭魚湾サッカー場)
言い訳ができない暴力行為に批判が殺到している。サウジアラビア代表のMFモハメド・カンノが、倒れた際に相手の腹に蹴りを入れて退場処分に。このプレーにSNSでは「アホみたいな退場」「赤紙でもしょうがないな」など批判の声が溢れる事態となった。
ワールドカップ・アジア最終予選で日本代表と同じグループCに入っているサウジアラビア代表は、第2節で中国代表と対戦。問題のシーンは0-1の追いかける展開で迎えた16分に発生した。
右サイドのハーフウェーライン付近でボールを受けたカンノは、中国の3選手に囲まれてしまう。それでも強引に前進したものの、最終的に後方からのタックルを受けてピッチに転倒。すると、カンノは倒れた際に中国代表のMFショウ・セイリョウの腹に足裏で蹴りを入れたのだ。
ショウ・セイリョウが悶絶した暴力行為にVARチェックが入ると、リプレイ映像には明確にカンノが腹部を蹴り上げる行為が映し出される。主審は迷わずレッドカードを提示し、一発退場の処分となった。
あまりの愚行にSNSはやはり批判の嵐に。「あんな分かりやすく腹蹴らんでも」「流石にこれは赤紙でもしょうがないな」「サウジ退場したの、カンノかよ。めっちゃ主力やんけ」「アホみたいな退場」「何やってるんだよ」「くっそ悪質な蹴り」「完全退場だよ」などの声が出ていた。
数的不利となったサウジアラビアだが、39分と90分にDFハッサン・カディシュがゴールを決めて2-1で逆転勝利。それでもチームを窮地に陥れたカンノは自身のインスタグラムで、「親愛なる国民の皆さん、勝利おめでとうございます。国民、指導者、協会、チームメイトたちに深くお詫びします」と謝罪した。
同組の日本代表も9月シリーズは、中国とバーレーンから度重なるラフプレーを受けた。10月10日のサウジアラビア戦はカンノが出場停止となるが、引き続きラフプレーには注意が必要だ。
(ABEMA de DAZN/W杯アジア最終予戦)