【MLB】ドジャース 3-6 カブス(9月10日・日本時間11日/ロサンゼルス)
物議を醸す一球にファンの意見が真っ二つに割れた。カブスの鈴木誠也が「3番・DH」で先発出場した試合、ドジャースも山本由伸投手が、故障明けで約3カ月ぶりに登板。2人の最初の対決シーンは鈴木が見逃し三振となったが、このボールが微妙ジャッジに。実際の映像を見ても山本が投じたストレートは枠外に外れているように見えた一球だった。
注目の日本人対決は1回表に実現した。山本はカブスの1、2番を連続三振に抑えて鈴木との勝負を迎えた。行き詰まる攻防はフルカウントを迎え、決着は次の一球だった。山本が選んだボールはストレート。これが右打者・鈴木の外角へ決まる97.6マイル(157.0キロ)の速球となり、見逃し三振で勝負は着いた。しかし、この一球が疑惑のジャッジとなった。
ボールが外角に決まった瞬間、ボールを確信した鈴木は四球で歩くため、左足を一歩、一塁方向へ踏み出していた。しかし、審判がストライクをコールしたことに驚いたのか、その足を止め、前につんのめる格好になってしまった。特に抗議することなくベンチへ引き下がったものの、鈴木からすると不運のボールだったかもしれない。
この対決を目撃したファンは、山本擁護vs鈴木擁護で意見が真っ二つ。「由伸すげえ!」「急速がエグい」「エースだ」「キレッキレや!」「エグすぎるコース」との声がある一方、「ボールじゃん」「ラッキーストライク」「サービスやな」とジャッジに不服とする声もあり、「ちょっと可哀想」「また審判にやられた」と、鈴木に同情するファンも多数、散見された。
実際にMLB公式データサイト『Baseball savant』でも、山本が投じた"7球目"はたしかに、コースを外れるボールだった。鈴木はボールがストライク判定とされてしまう“誤審率”のデータが平均値よりも高いとされている。『データスタジアム』協力のデータによると、鈴木がボールゾーンをストライクと判定された割合は904球中55球の6.1%であり、MLB全体の平均4.2%と比較しても約1.5倍近く誤審判定されている(日本時間8月18日終了時点)。
しかし、鈴木はこの日、その後の3打席はヒットで猛打賞。特に8回にはタイムリーヒットを放ってチームの逆転劇を呼び込み、敵地で3-6と競り勝つ原動力となった。なお、7回終了時点でカブスの先発・今永昇太の降板が決まっていたため、8回の鈴木の一打が今永の敗戦を食い止めるどころか、結果的に今季13勝目をお膳立てすることとなった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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