<大相撲九月場所>◇六日目◇13日◇東京・両国国技館
東京・両国国技館で熱戦が繰り広げられている大相撲九月場所。六日目の結びの一番では、前頭二枚目・王鵬(大嶽)に敗れ4敗目を喫した大関・豊昇龍(立浪)が土俵を拳でポンと叩き、直後の礼でやり直しを求められる異例の事態となった。そんな中、先場所の前相撲で初土俵を踏み、今場所から序ノ口で本場所に臨んでいる19歳・モンゴル出身序ノ口力士の「丁寧なお辞儀」に再び脚光が集まっている。
結びの一番は、右からのやや強引な投げを打った豊昇龍に対して、左からのすくい投げで応じた王鵬が大関を見事に土俵上に転がした。悔しさを押し殺すように右拳で土俵をポンと叩いた豊昇龍は立ち上がるとうつむいたまま一礼して土俵を降りた。がしかし、直後に“礼のやり直し”を求められて再び土俵に上がると再度、一礼。異例の事態に、王鵬に勝ち名乗りをあげるべく備えていた木村庄之助は少し驚いたように振り返ると、正面を向いて礼の体勢を整え、王鵬も立ち上がって改めて三者による取組後の礼が行われた。
そんな中、一部ファンからは先場所の前相撲で初土俵を踏んだばかりの19歳の序ノ口力士の名前があがった。その力士は、モンゴル・ウランバートル出身で北海道栄高校出身の序ノ口十五枚目・豪聖山(武隈)だ。豪聖山については今場所の初日の取組後、土俵を去る際に見せた「丁寧なお辞儀」について「素敵な所作」「応援したくなる」など称賛と激励の声が寄せられる一幕があったばかりで、礼のやり直しとなった異例の事態に「豪聖山の礼は素敵だった」「見習うべき」といった声が一部ファンから聞かれた。
取組後の礼については、勝っても負けても、深々と礼をして土俵を去る幕下六枚目・魁勝(浅香山)の姿が真っ先に思い浮かぶが、今場所の三日目には、48歳の現役最年長力士である三段目七十枚目・翔傑(芝田山)が土俵入りの際に見せた模範的な所作に対しても「力士の手本」などの反響があったばかり。ファンは「心技体」の上に成り立つ力士の真剣勝負に期待している。(ABEMA/大相撲チャンネル)
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