数学検定2級、英語検定準2級、天文宇宙検定、元素検定…若干10歳にして高校生レベルの学力を必要とする検定試験に数多く合格している天才少年・大森陽生(はるき)くん。
陽生くんは、6歳の時に当時最年少となる天文宇宙検定の3級に合格。きっかけは宇宙に興味を持った3歳の頃、治幸さんに市の天文施設に連れて行ってもらって以来、スタッフに名前を憶えてもらえるほど足しげく通い、そこで天文宇宙検定を勧められたことだったという。
勉強することについて陽生くんは「楽しいからやる。(周りが)自分のしたいことはいくらでもできるのと同じ。楽しいから集中できる」と語る。
隣で取材に答える陽生くんを、うんうんと頷きながら見つめる治幸さん。そんな治幸さんには、陽生くんの才能に気づいた保育園時代の印象的なエピソードがある。
「保育園の時に一緒にトランプで遊んでいると、息子が『もう一回しよう、もう一回しよう』といって、気づいたら7時間ぐらいしてたことがあって。好きになったことに対しての集中力がすごくあると感じた」
公務員として忙しく働く治幸さんにとって、7時間も子どものトランプに付き合うのは大変なはず。そういった環境で、治幸さんは子どもとの接しかたについて「遊び心を持つこと」が大切と語る。
「息子と同じような遊び心を持って仕事をするようにしている。『面白いことはないかな』とか『こんな(工夫)したら面白いんじゃないか』などと心がけている」
陽生くんは普段、塾に通わず勉強しているが、数学検定の勉強は毎日、治幸さん自作したプリントで勉強しているという。
「A3のプリントを使って息子が好きなキャラクターなどを登場させるなどして『面白い』と感じられるものを作っている。小さい時からの積み重ねで、“遊びの延長”でできている」(治幸さん)
インタビュー中も常に笑顔で、仲の良さを感じさせる二人。良好な親子関係を築いている理由について治幸さんは「息子がやりたいことに対して、まずは否定しないで一回受け止める。ちょっとこうだな(違うな)と思うことがあっても、一回『うんそうだね』と(受け止めて)、『こんなことはどう』などと言うようにしている」と語る。
まずは否定せずにやってみる…この考え方を象徴するようなエピソードがある。将来の夢は宇宙飛行士だという陽生くんが、宇宙飛行士の試験に応募したときのこと。試験には年齢制限があり、通過は叶わなかったが「何も返ってこないかなって思ったら、JAXAの方から『頑張ってください』という内容のメールが来て、すごく嬉しかった」と陽生くんは感激しながら振り返った。
現在は数学検定の準1級にチャレンジ中で、宇宙飛行士の他にも「数学や英語の知識を活かした仕事ができたらいいなと。地上から宇宙船を操縦するみたいな仕事もいい」と将来の夢を語る陽生くん。それを聞いた治幸さんは「すごく頼もしい。今は、数学や英語など答えがあるものに取り組んでいるが、いつか答えがないような問題に取り組んで、解決してくれたら嬉しい」と誇らしげに語った。
(『ABEMAヒルズ』より)
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