<大相撲九月場所>◇十一日目◇18日◇東京・両国国技館
体重67.9キロ差の無差別級対決で、17歳の小兵力士が巨漢力士の“一撃”に沈んだ。激しく崩れ落ちる衝撃の展開に館内どよめき、「まさに一撃だった」「大丈夫か?」とファンも騒然となった。
序二段七十九枚目・椿富士(伊勢ヶ濱)が序二段八十一枚目・祥乃山(高田川)を鋭い攻めで下して2勝目を挙げた一番は、体重148.6キロの椿富士に対して、祥乃山80.7キロというまさに「巨漢vs小兵」の構図となった。そして、その結末もまた驚きの“一撃”決着だった。
立ち合い、諸手で当たっていった祥乃山だったが「バチン」という音とともに、突如、激しく崩れ落ちた。椿富士の足元に転がるように崩れ落ちた祥乃山の様子に館内はどよめき、ファンからは「まさに一撃だった」「大丈夫か?」などといった声があがった。
決まり手ははたき込みで勝った椿富士は2勝目を挙げた。また、祥乃山が足元に崩れ落ちると、椿富士は両手をついて、祥乃山に体重をあずけないように咄嗟の配慮。その様子に「攻めは厳しいが、気持ちは優しい」など、17歳の小兵力士を慮った35歳ベテラン力士の優しさに反響が寄せられた。(ABEMA/大相撲チャンネル)