Mリーグ機構は、「大和証券Mリーグ2024-25」、9月20日の第1試合に出場する4選手を発表した。各チームの先発は、昨期のレギュラーシーズンでマイナスポイントに終わり、今期の雪辱に燃える選手ばかり。それぞれ個性が光るが、その輝きも麻雀の成績があってこそ増すもの。単なる今期1戦目ではなく、大事な1戦目として勝負をかける。
赤坂ドリブンズのムードメーカー浅見真紀(最高位戦)は昨期、1年目としては大健闘の時期もあったが、終わってみれば3ケタマイナス。チームはファイナルシリーズまで進み準優勝の好成績だったが、ムード作りだけでなくもう少し結果で貢献したかったというのが本音だろう。
KADOKAWAサクラナイツの内川幸太郎(連盟)も復活への思いは強い。チームは3位と健闘したが、リーダー自ら200を超えるマイナスでは面子が保てない。本人もやや消極的だったと振り返る昨期から、どう修正して新シーズンを迎えるか。東1局から、打牌選択に注目だ。
KONAMI麻雀格闘倶楽部の滝沢和典(連盟)も、昨期は最後までに波に乗れなかった選手の一人。背筋を伸ばして淡々と打ち、それでいて強いという凄みが持ち味だが、戦い方のバランスに悩んだ結果が数字に出た。チームは初日からいきなりデイリーダブル。この勢いに乗じて、自身も初勝利を掴みたい。
剛腕の名を欲しいままにするBEAST Xの鈴木大介(連盟)だが、Mリーグ初挑戦だった昨期は、序盤こそ放銃上等と攻めまくり、失った分以上に点棒を奪いまくったが、終盤にかけて状況を考慮しながら打ったことで勢いが失われ、最終的には100近いマイナスポイントに終わった。今年はとにかく強く、楽しく。敵が嫌がるのは、やはり暴れ回る鈴木大介だ。
【9月20日第1試合】※成績は昨期のレギュラーシーズン
赤坂ドリブンズ・浅見真紀(最高位戦)個人25位 ▲107.2
KADOKAWAサクラナイツ・内川幸太郎(連盟)個人31位 ▲204.8
KONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典(連盟)個人26位 ▲120.0
BEAST X・鈴木大介(連盟)個人24位 ▲97.2
【9月19日終了時点での成績】
1位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +121.1(2/96)
2位 KADOKAWAサクラナイツ +66.1(2/96)
3位 赤坂ドリブンズ +20.3(2/96)
4位 セガサミーフェニックス +17.4(2/96)
5位 U-NEXT Pirates ▲2.5(2/96)
6位 EX風林火山 ▲32.4(4/96)
7位 TEAM雷電 ▲48.8(4/96)
8位 BEAST X ▲69.5(2/96)
9位 渋谷ABEMAS ▲71.7(4/96)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)