9月15日にベルーナドームで行われた埼玉西武ライオンズ対千葉ロッテマリーンズの一戦で、ベテラン・金子侑司が披露した“最後のスーパーキャッチ“が野球ファンの間で話題となっている。
この試合がラストゲームとなった金子は、レフト・センター・ライトと、外野のすべてを守ることとなった。6-1、西武が5点リードで迎えた8回表の守備では、1死走者なしの場面から、2番・藤岡裕大が放ったレフトのライン際へと鋭く伸びる打球に全力ダッシュ。最後は帽子を飛ばしながら華麗なスライディングで見事にキャッチ。俊足好手の金子らしい見せ場となった。
すると、この裏の攻撃で、チームメイトたちからの“心のこもった贈り物“が。この回、西武は4番・佐藤龍世からの打順であったものの、ナインはこの日が引退試合となった金子にもう1打席立たせたいと奮戦。まず先頭の佐藤はいきなりレフトへのソロ本塁打を放つと、続く5番・外崎修汰は四球で歩いて無死一塁。6番・岸潤一郎はセカンドフライに倒れて1死となるも、7番・平沼翔太がライト前ヒットで繋いで1死一、二塁に。続く8番・古賀悠斗が四球で歩いて1死満塁。9番・元山飛優はフルカウントまで粘った末に見逃し三振に。西武ナインの健闘が実る形で、2死満塁という最高の場面で、金子を迎えることとなった。
金子はこの打席でフルカウントまで粘ったものの、7球目を打ってショートフライに。しかしチームメイトたちの尽力でこの打席を迎えることができたとあって、どこか満足げな笑顔を見せていた。
そんな金子自身の活躍と、チーム一丸となって盛り立てた金子のラストゲームに、西武ファンの多くが感涙。ネット上の野球ファンからは「ボールは落とさないけど帽子は落とすことに定評のある金子のレフト守備」「帽子を飛ばしながら落下地点に突っ込んでいくあの守備を最後に見れてファンも最高やな!」「スライディングキャッチ見事でした」「最後までイケメン!ナイスプレー!」「間違いなく歴史に残る引退試合」「こんな完璧で最高な引退試合あるか?」「西武は引退選手のために回すのが世界一うまい」「ねこさん11年間お疲れ様でした」といった様々な反響が寄せられている。