Mリーグ機構は、「大和証券Mリーグ2024-25」、9月27日の第1試合に出場する4選手を発表した。注目は他の35選手が先に出場する中、最後に登場するU-NEXT Pirates・仲林圭(協会)。まだ開幕2週目ながら、ド派手な展開も続く新シーズンで、MVPを狙う男が満を持しての初登場だ。
仲林は昨シーズン、チームメイトの鈴木優(最高位戦)がMVPを獲得する大活躍を横目に、オーソドックスな麻雀できっちりと結果を出した。ただオフ期間も2人でイベントなどに出ても、やはりMVP鈴木優の方が目立つことも多く、仲林の心に燃えるものがさらに出てきた。初戦からやる気十分だ。
早くも踏ん張りどころが来ているのが渋谷ABEMAS。昨年こそファイナルシリーズを逃したが、一昨年は優勝。安定感抜群のチームだが、9チーム中最下位にいる。どれだけ序盤とはいえ、一番下というのは気分がいいものでもない。リーダー多井隆晴(RMU)も今シーズンは序盤から積極的に出場。雰囲気をガラリと変えに行く。
昨シーズン絶好調だった“岡田様”ことKADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)も、前回出場時はラスを引き、ややパッとしない。芸能活動でも大忙しながら、昨期はその忙しさが麻雀にもプラスに作用。うまくメンタルのバランスも取れ、快進撃につながった。年々、他者からのマークもきつくなるなか、再び輝き始めるか。
EX風林火山・二階堂瑠美(連盟)は、チームメイトの好調をうまく利用して上昇気流に乗る戦いだ。昨期絶不調だった松ヶ瀬隆弥(RMU)が復調した分、チームにも開幕から和やかな雰囲気が漂う。チームのムードを敏感に察知する瑠美だからこそ、今こそ自由に打てる時だ。
【9月27日第1試合】
EX風林火山・二階堂瑠美(連盟)個人27位 ▲47.2
KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳(連盟)個人29位 ▲59.1
渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)個人14位 +12.2
U-NEXT Pirates・仲林圭(協会)個人18位 ±0.0
【9月26日終了時点での成績】
1位 セガサミーフェニックス +108.8(6/96)
2位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +91.6(8/96)
3位 EX風林火山 +75.7(6/96)
4位 赤坂ドリブンズ +45.4(6/96)
5位 U-NEXT Pirates ▲12.4(4/96)
6位 TEAM雷電 ▲13.2(8/96)
7位 KADOKAWAサクラナイツ ▲17.4(6/96)
8位 BEAST X ▲132.5(6/96)
9位 渋谷ABEMAS ▲146.0(6/96)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)