これぞプロの熟練芸。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」9月27日の第1試合。U-NEXT Pirates・仲林圭（協会）が倍満をアガった際のスマートな振る舞いに視聴者が沸いた。
東4局、仲林は4・7索待ちのリーチ。タンヤオと平和、さらにドラもあり、ツモれば跳満クラスも望めるチャンス手だ。自身がハイテイのツモ。山には3枚。実況の日吉辰哉（連盟）が「さあ、あるよ！？」と期待を込めた仲林のツモは7索だ。慣れた手つきで牌を倒す仲林。リーチ・ツモ・タンヤオ・平和・ハイテイ・ドラで跳満が確定、裏ドラが2枚乗れば倍満だ。
さらに優しい手つきで開いた裏ドラは2枚使いの5索。これで8翻となり、仲林は慌てる様子もなく「4000・8000」と申告した。視聴者からは「ないすぅ！」「仲林強いな」「よくやった仲林！」「かっこよ」と次々に声援が。26日の試合ではKONAMI麻雀格闘倶楽部・伊達朱里紗（連盟）が同じく裏ドラ2枚で倍満を決めており、解説の村上淳（最高位戦）は「昨日の伊達朱里紗に続いて、ウラウラじゃないと高くならない」と脱帽だ。
倍満くらいでは動じないトッププロの冷静さ。試合後の仲林は「牌に恵まれていた」とまた穏やかに試合を振り返っていた。
※連盟＝日本プロ麻雀連盟、最高位戦＝最高位戦日本プロ麻雀協会、協会＝日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合（全216試合）を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合（全30試合）を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ（16試合）に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
（ABEMA／麻雀チャンネルより）
