「SUNTORY将棋オールスター東西対抗戦2024」は9月28日、大阪市の関西将棋会館で、午前9時20分から関西予選Bブロックの対局を開始した。
本棋戦は、2021年に創設。ファン投票で選ばれた3人と予選突破者3人がチームを組み、東軍・西軍各6名の棋士が12月に行われる決勝戦を戦う準公式戦だ。今期の西日本地区は、ファン選出で藤井聡太竜王(名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖、22)、豊島将之九段(34)、山崎隆之八段(43)の出場が決定。さらに、ファン登場4位だった藤本渚五段(19)が強豪揃いの関西予選Aブロックを制し、堂々の“自力”出場を叶えたことも大きな話題を呼んだ。
関西予選Bブロックには、22人の棋士が参加。若手強豪からは、今年度勝率9割をマークしている服部慎一郎六段(25)、さらにタイトル挑戦経験を持つ出口若武六段(29)が参戦している。前期新人王戦覇者の上野裕寿四段(21)の存在も見逃せない。
また、ベテラン勢も注目だ。タイトル7期の南芳一九段(61)、早指し新鋭戦で2連覇を達成した経験を持つ脇謙二九段(64)、井上慶太九段(60)の百戦錬磨の戦いぶりにも注目したい。
さらに本命枠には、2021年度に予選を突破し東西対抗戦の大舞台を経験している古賀悠聖六段(23)が挙げられる。難敵を破り、3年年ぶりの決勝戦出場を決めることができるか。また、現在の関西将棋界をけん引する存在でもある澤田真吾七段(32)、池永天志六段(31)らはどんな結果を残すのか。
関西代表“5人目”の枠を勝ち取るのは誰か。超早指し戦のスリリングな戦いに注目だ。
◆SUNTORY 将棋オールスター 東西対抗戦2024 ファン投票による選出(東西各3人)、予選(東西各3人)、決勝戦(東西各6人)によって構成される。12月に開催予定の決勝では、個人戦と団体戦のポイント数で優勝チームを決定する。対局は全て持ち時間なし、初手から1手30秒未満で行われる。先手・後手は振り駒で決める。
(ABEMA/将棋チャンネルより)