9月28日、パリ郊外の高層タワーの外壁を登っているのは…“人”。
 彼は、世界各国の高層建築を命綱なしで登る「スパイダーマン」の異名を持つフランス人の登山家、アラン・ロベールさん(62)だ。
 これまではソロでの登頂が多かったロベールさんだが、今回はフランスのトップクライマー、セバスチャン・ブアンさんが同行した。
 ロベールさんとブアンさんは器具などは一切使わず、滑り止めのチョークの粉だけで素手で壁の隙間を掴み、ビルを登っていった。