今年はこう打って勝つ!そんな決意が、鮮やかな手役になって表れた。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」9月30日の第1試合。BEAST X・中田花奈(連盟)が“麻雀の華”と呼ばれる三色同順をツモ。追っかけリーチの末に咲かせた大輪へ、ファンも多くの反響を寄せた。
東2局の中盤、親の中田はTEAM雷電・瀬戸熊直樹(連盟)の追っかけリーチを受けていた。淡々とした手付きで手組みを続ける中田、13巡目にカン8索を引いて、ペン七万待ちの三色同順・赤をテンパイした。中田は迷わずここで追っかけリーチだ。実況の日吉辰哉(連盟)は「五万が自分の目から4枚見えてる!」。解説の藤崎智(連盟)は「ヤミテンでも現物待ちではないので、あまり効果がない」とリーチの理由を説明した。
「かなりん!」「かなりんビーストになるんや!」「ナイスリーチ!」とファンの応援の声を浴びながら、終盤にツモったのは七万だ。裏ドラはなかったが、リーチ・ツモ・三色同順・赤の1万2000点を手に入れた。藤崎は「見事ですね!」と賛辞を送り、ファンも「このままトップ行こうか!!」「やったー!」「覚醒!」とまた次々に熱いコメントを寄せる。中田の決意と華やかさが合わさった芸術的な三色同順が、見る者の記憶に刻まれた。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)