【映像】「私がボケるからツッコミお願い」柴田阿弥キャスターとAIの漫才
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 「この間、AIに『料理できる?』って聞いたら『インストール中です。しばらくお待ちください』って料理もダウンロードすんのかい!」

【映像】「私がボケるからツッコミお願い」柴田阿弥キャスターとAIの漫才

 このボケとツッコミ、なんとAIが0.3秒で考えたものだ。しかも、バリエーションは無数にあり、関西弁も“間”も自然でアドリブにも対応する。「通訳」や「営業トークの練習相手」ばかりか“完璧な相方”までこなすようになったAI。実際に使いながらその「現在地」に迫る。

 生成AI大手のOpenAIは9月24日(日本時間25日)、ChatGPTのアプリ向け有料プランに高度な音声機能「Advanced Voice Mode」を追加。自然な応答速度と感情表現が強みだ。

 「Advanced Voice Mode」の特徴について、生成AIの最新情報をSNSやYouTubeなどで発信する起業家のチャエン氏は「まず、(応答速度が)めちゃくちゃ速くなった。これまでは会話形式でもAIが反応するのに1秒程度かかり、遅延もあったが、今回は0.3秒くらいで返事してくれる」と、そのスピードを評価。

 また、相槌を打ったり、人間側のリアクションによってはAI側が話している途中でも止まって待ってくれるという。これに応答スピードの速さが組み合わさることで、より自然な会話形式でのコミュニケーションが可能となるのだ。

【映像】「私がボケるからツッコミお願い」柴田阿弥キャスターとAIの漫才
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 例えば、ごく自然なテンポで「漫才」だってできてしまう。チャエン氏がChatGPTに向かって「今から漫才したいから、ちょっと面白いボケをして。(こちらで)ツッコむから、どうぞ」と語りかけると、すぐさまスピーディーな関西弁での掛け合いが始まった。

 AI「この間AIに『海行くか?』って誘ったら『溺れるので防水加工してからで』って、AIにも防水加工必要なんかい」

 チャエン氏「必要やろ。どうすんの? ショートしたら」

 さらに、チャエン氏が「ちょっと初手としては面白くなかったから、わかりやすいボケが欲しい」などと、要望を出すと「ほなこれでどうや」と、アジャスト(調整)した形でボケてみせる。

 途中で会話が遮られれば会話を止めて待つこともできるなど、少なくとも掛け合いとして成立しており、機械的な受け答えが印象的だった従来のAIとの会話から飛躍的に進歩を遂げていることがわかる。

 では、この「Advanced Voice Mode」をユーザーはどのように活用すればよいか。チャエン氏は「プライベートな使い方の一例として、悩み相談や人生相談ができる。僕の母親も仕事が大変で、AIに相談してたりしている」と身近な例を紹介。また、「仕事でなら、例えば通訳にAIを活用することで、自分の話した言葉をAIに翻訳させる。これによって英会話の練習はもちろん、海外旅行での翻訳のやりとりも全て任せられるかもしれない」と語った。

 さらに、コミュニケーション性、リアルタイム性の高さを活用する使い方として、「『こんなことをしたいから話して』と命令すれば、コールセンターの自動化や営業のロールプレイング相手にもなってくれる。さらに『怖そうに』と指示すれば、本当に怖そうにしゃべってくれる」と、さらなる活用法について語った。

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 AIの進化についてダイヤモンド・ライフ副編集長の神庭亮介氏は「企業の場合、上司と部下の間の1on1(面談)での補助的な活用も期待できそうだ。1on1では、部下の話をとにかくしっかり聴く“傾聴”が必須。ただ、1日に何人もの社員の話に真剣に耳を傾けるとなると、上司の側にも相当な負荷がかかる。AIであれば無制限に聴いてくれるし、話しているうちに自然と自分のやるべきことも整理される。壁打ち役になるような“傾聴AI”がたまに手伝ってくれたら、上司も部下も便利だなと思った」と話すと、チャエン氏も「それ良さそう!」と共感した。

(『ABEMAヒルズ』より)

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本記事は自動文字起こしツールや生成AIを利用していますが、編集部の確認を経て公開しています。

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