アニメ「Re:ゼロから始める異世界生活」(リゼロ)は、異世界に召喚された高校生を主人公とするダークファンタジーです。2016年4~9月にアニメ第1期が、2020年7~9月・2021年1~3月にアニメ第2期が、分割2クールで放送されました。
2024年10月からは、アニメ第3期が放送中。こちらは襲撃編(全8話)・反撃編(全8話)で構成されていて、初回は90分拡大SPでの放送です。
この記事では、アニメ「リゼロ」に登場するベアトリスに着目。少女のような愛らしい外見で高飛車な口調とツンデレな態度が魅力的なキャラクターです。その正体や声優、名セリフなども紹介します。
目次
- アニメ「リゼロ」とは
- アニメ「リゼロ」ベアトリスの基本情報!声優などのプロフィールを紹介
- ベアトリスの正体は?
- ベアトリスが使う「扉渡り」とは?
- ベアトリスとエキドナの契約とは?
- ベアトリスとスバルの関係は?
- ベアトリスの名セリフ
- アニメ「リゼロ」ベアトリスのまとめ
アニメ「リゼロ」とは
アニメ「リゼロ」は、日本に暮らしていた不登校の高校生、ナツキ・スバルが突然異世界に召喚されたところから始まります。剣と魔法の世界に召喚されて興奮するスバルでしたが、与えられたものは自らの死により時間を巻き戻す「死に戻り」の能力のみ。しかも「死に戻り」の能力を他人に言うことは許されず、何度も過酷な状況で凄惨な死を迎えては、人知れず時を巻き戻してやり直すという辛い現実に直面します。
それでもスバルは、一目ぼれをしたハーフエルフの少女・エミリアの力になるために奔走し、自らの痛みや苦しみを顧みずに周りの人たちを救おうとします。アニメ「リゼロ」は魔法もろくに使えないスバルが、その必死な姿とつねにポジティブな言動で徐々に仲間を増やし、困難を乗り越えていく異世界ダークファンタジーです。
アニメ「リゼロ」ベアトリスの基本情報!声優などのプロフィールを紹介
アニメ「リゼロ」に登場するベアトリスは、ロズワール・L・メイザースの屋敷で禁書庫の司書を務める少女の姿をした精霊です。かわいらしく幼い外見ですが、じつは400年も生きている大精霊であり、強力な魔法を使います。アニメでは第4話から登場し、スバルとのテンポの良い掛け合いを繰り広げます。
ベアトリスの基本情報【プロフィール】
■年齢 見た目は11、2歳相当
■身長 130cm
■体重 広辞苑よりは重い
(出典:Re:ゼロから始める異世界生活 Re:zeropedia)
ベアトリスは、クルクルに巻いた金髪をツインテールにして、豪奢なドレスを身につけています。かわいらしい見た目ですが、振る舞いは傍若無人で、とくにスバルには辛辣。語尾に「~かしら」「~なのよ」をつけがら話します。一人称に「ベティー」という愛称を使いますが、スバルからは「ベア子」と呼ばれています。同じくエキドナによって生み出された精霊のパックのことは「にーちゃ」と呼んで慕っています。
ベアトリスの基本情報【声優】
ベアトリスの声を演じるのは、新井里美(あらい さとみ)さんです。専門学校の声優科在学中に、オーディションで合格して声優デビューを果たしました。その後も数々のアニメやゲーム、吹き替えなどで活躍。第5回声優アワードにて助演女優賞を受賞しました。
ベアトリス以外のおもな代表作には、「とある魔術の禁書目録」白井黒子役、「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。」カナデ役などがあります。
ベアトリスの正体は?
ベアトリスの正体は人間ではなく、「強欲の魔女」エキドナによって作り出された人工精霊です。精霊なので寿命が長く、誕生した400年前からその姿は変わっていません。エキドナのことは「お母様」と呼んで慕い、400年前にエキドナが聖域を作ろうとしたときも、行動をともにしていました。
大精霊であるベアトリスは、強大な魔力を持っています。通常、精霊は契約者から魔力の供給を受けますが、第50話にてスバルと初めて共闘とした大兎との戦いでは、契約者であるスバルから魔力をもらわないばかりか、スバルと自分の2人分の魔力を1人で補い、三大魔獣の一角である大兎を倒しました。
ベアトリスが使う「扉渡り」とは?
「扉渡り」は、ベアトリスが得意とする「陰魔法」を使った魔法のひとつです。扉の中と外を別の空間につなげる魔法で、扉を開けると本来の場所とは違う場所に出てしまいます。この「扉渡り」を使い、ベアトリスは禁書庫へ容易に人が入ってこられないようにしてその場所を隠していました。また、廊下をループにしてスバルを閉じ込めたり、400年前にリューズ・メイエルに仕掛けたりしたイタズラも、この魔法を使ったものです。
基本的には同一の建物内の空間、または近くのベアトリスが知っている場所をつなぐ魔法で、それほど遠くにはつなげられません。ただし、距離が遠くてもベアトリスと深い関わりがある場所なら可能です。第36話で、スバルを聖域へ飛ばしたのも、ベアトリスが聖域と深く関わっていたためでした。
「扉渡り」は陰魔法の1つで、これ以外にも陰魔法にはいろいろな使い方があります。陰魔法は使い道に乏しく思われがちで使い手も少ないのですが、じつは重力を操作して飛んだり、出現した杭を飛ばして攻撃したりと、さまざまな使い方ができます。ベアトリスは、それを極めた高位の使い手です。
ベアトリスとエキドナの契約とは?
ベアトリスはもともとエキドナが作り出した人工精霊で、ベアトリスにとってエキドナは特別な存在です。エキドナは400年前に聖域の結界を発動させた後、自らの権能である「叡智の書」の複製本をベアトリスに渡し「その人」が来るまで禁書庫を守るように契約します。ただし「その人」が誰なのかベアトリスは知らされず、未来を記してあった複製本もかなり前から白紙になっていて「その人」が誰なのかわからないまま待ち続けました。
禁書庫を守るというエキドナの契約は、違う契約で上書きも可能です。しかし、そのためには新しい契約者に「ベアトリスを一番に選ぶ」という気持ちが必要になるため、生半可な覚悟ではできません。大精霊であり強力な魔法を使うベアトリスは有用なだけに、400年のあいだに禁書庫から連れ出そうとする人もいました。しかし、契約の上書きがされることはなく、ベアトリスは400年も禁書庫で孤独に過ごすことになったのです。
一方のエキドナは「その人」が誰かを定めていたわけではありませんでした。「強欲の魔女」であるエキドナは、ベアトリスが誰を「その人」と判断するのか、それとも誰も認めずに待ち続けるのかを知りたいという好奇心だけで契約を結んでいました。
ベアトリスとスバルの関係は?
ベアトリスの禁書庫は「扉渡り」の魔法によって隠されているため、本来は招かれていないとたどり着けない場所です。それにもかかわらず、スバルは勘だけで何度も禁書庫の扉を開け、ベアトリスをかまおうとします。ベアトリスはそのことにイライラしつつも、次第にスバルが特別な存在になり、スバルが「その人」ではないかという思いが生じました。
400年も「その人」を待つことに疲れ、叡智の書の複製本が白紙になっていることで自分の未来も思い描けなくなっていたベアトリスは、第36話でスバルに自分の命を奪ってエキドナとの契約を終わらせてほしいと訴えます。一方のスバルは、エキドナの好奇心だけで400年間もベアトリスに寂しい思いをさせていたという契約の真実を知り、エキドナに怒りをぶつけました。
スバルはベアトリスに対して、自分が「その人」であることは否定したもの、本心ではベアトリスが禁書庫を出たいと思っていることを言い当てます。そして、エルザ・グランヒルテの襲撃が続く危険な状況のなかで、何度もベアトリスに手を差し伸べました。第49話では、スバルが400年間寂しかったというベアトリスの気持ちに寄り添い、自分と一緒にいようと言って手を差し伸べます。その手を取ったベアトリスはついに禁書庫を出てスバルと契約を交わしました。
禁書庫から連れ出された後、ベアトリスは、それまでは「お前」としか呼んでいなかったスバルのことを初めて「スバル」と名前で呼びました。呼び方の変化によって二人の関係も変わったことが伝わります。
ベアトリスの名セリフ
独特の口調でツンデレな発言をするベアトリスは、強気な発言と寂しがり屋な言葉の両方が印象的です。そんなベアトリスの名セリフを紹介します。
お前に見せる笑顔なんて嘲笑で十分なのよ(第4話)
スバルと初めて対面したときの言葉です。招いてもいないのに禁書庫へ入ってきたスバルから「そんなツンツンしてるとかわいい顔が台なしだぜ? ほらスマイルスマイル」と言われ、ムッとした表情のままこのセリフを返しました。かわいい少女のビジュアルで毒を吐く最初のシーンであり、インパクトのある言葉です。
気高く貴き存在をお前の尺度で測るんじゃないのよ、ニンゲン(第4話)
初対面のスバルからマナを強制的に徴収し、そのダメージで倒れたスバルに「お前人間じゃねえな」と言われて返した言葉です。それまで、スバルはかわいらしい見た目のベアトリスへ、ふつうの少女のような感覚で接していましたが、その行動と言葉に人間とは違う存在だということを強く認識させられました。
ベティーを1番にして1番に考えて1番に選んで契約を上書きして契約を上塗りして契約を塗り潰して連れ出して引き寄せて抱きしめて(第36話)
自分を禁書庫から連れ出そうとするスバルに、契約だから出られないと言い、「それでもベティーを救いたいなら…」という言葉の後に続けたベアトリスの叫びです。このときベアトリスはスバルに、400年間も待ち続けた寂しさと、この先の希望のなさから、自分を殺して契約から開放してほしいと訴えました。
スバルをベティーの一番にしたいから禁書庫を出てきたかしら(第50話)
聖域の結界が解かれた後、エキドナの棺の前でロズワールから「スバルの一番になれないけどいいのか」と問われてベアトリスが返した言葉です。一番に考えてくれないと契約の上書きができず、禁書庫を出られないと考えていたベアトリスが、自分の意思で禁書庫を出たことがわかります。これまでにないほど、晴れやかな顔のベアトリスが印象的なシーンです。
アニメ「リゼロ」ベアトリスのまとめ
ベアトリスはエキドナが作り出した人工精霊で、エキドナとの契約によりロズワール邸の禁書庫を守っていました。契約を守って400年間も孤独に耐えていましたが、スバルによって禁書庫から連れ出されます。
スバルと契約したのがアニメ第2期の終盤なので、第3期からはスバルの契約精霊としての活躍が描かれそうです。配信やBlu-ray・DVDなどで第2期までのおさらいをしつつ、第3期からの活躍を見届けましょう。
(C) 長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活1製作委員会
(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会
(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活3製作委員会
アニメ『 Re:ゼロから始める異世界生活』放送回一覧(動画リンクつき)
話数 | サブタイトル(タップで動画へ) | 見どころ |
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1 | 始まりの終わりと終わりの始まり | はじめての死に戻り |
2 | 再会の魔女 | 激怒するエミリア |
3 | ゼロから始まる異世界生活 | イケメンがみんなを救う |
4 | ロズワール邸の団欒 | 目覚めると双子のメイドが |
5 | 約束した朝は遠く | 目覚めて気づく死に戻り |
6 | 鎖の音 | 敵の正体はまさかのレム |
7 | ナツキ・スバルのリスタート | 崖から飛び降りリスタート |
8 | 泣いて泣き喚いて泣き止んだから | エミリアたんの膝枕 |
9 | 勇気の意味 | 鬼化して高笑いするレム |
10 | 鬼がかったやり方 | ラムを投擲するスバル |
11 | レム | 「鬼がかってますね」 |
12 | 再来の王都 | 王選候補者・フェルト |
13 | 自称騎士ナツキ・スバル | スバルを拒絶するエミリア |
14 | 絶望という病 | レムに膝枕されるスバル |
15 | 狂気の外側 | 脳が、震える震える |
16 | 豚の欲望 | 霧から覗く巨大な目玉 |
17 | 醜態の果てに | ラムにも忘れられるレム |
18 | ゼロから | 1から、いいえ、0から |
19 | 白鯨攻略戦 | 妻を愛するヴィルヘルム |
20 | ヴィルヘルム・ヴァン・アストレア | ヴィルヘルムと妻の過去 |
21 | 絶望に抗う賭け | 白鯨との戦いが決着 |
22 | 怠惰一閃 | ペテルギウスを撃破…? |
23 | 悪辣なる怠惰 | 体を乗っ取られるスバル |
24 | 自称騎士と最優の騎士 | スバルとユリウス共闘 |
25 | ただそれだけの物語 | 「レムって誰のこと?」 |
26 | それぞれの誓い | 新たな魔女教大罪司祭 |
27 | 次なる場所 | “強欲”の魔女エキドナ |
28 | 待ちかねた再会 | エキドナとお茶会 |
29 | 親子 | 目覚めると現在の日本 |
30 | 踏み出した一歩 | エミリアを抱きしめる |
31 | 少女の福音 | レムと再会するラム |
32 | ユージン | 捕らえられたスバル |
33 | 命の価値 | 兎に食べつくされる… |
34 | らぶらぶらぶらぶらぶらぶゆー | “暴食”の魔女ダフネ |
35 | 地獄なら知っている | ペトラとデートの約束 |
36 | 死の味 | 泣きわめくベアトリス |
37 | 魔女たちの茶会 | 目覚めたらレムが… |
38 | 泣きたくなる音 | “嫉妬”の魔女サテラ |
39 | STRAIGHT BET | パックと契約破棄 |
40 | オットー・スーウェン/信じる理由 | 大きな喧嘩とキス |
41 | クウェインの石は一人じゃ上がらない | “見えざる手”アッパー |
42 | 記憶の旅路 | エミリアの過去の記憶 |
43 | 平家星の笑った日 | “虚飾”の魔女パンドラ |
44 | エリオール大森林の永久凍土 | フォルトナの最期 |
45 | 聖域の始まりと、崩壊の始まり | スバルVSロズワール |
46 | 咆哮の再会 | ラムVSロズワール |
47 | 水面に映る幸せ | 号泣するベアトリス |
48 | 血と臓物まで愛して | エルザと決着のとき |
49 | 俺を選べ | スバルを選ぶベアトリス |
50 | 月下、出鱈目なステップ | スバルとエミリアのダンス |
51 | 劇場型悪意 | おぞましすぎるシリウスの力 |
52 | 氷炎の結末 | 掛け声まで可愛らしいエミリアのバトル |
53 | ゴージャス・タイガー | ガーフィールの男気、ミミの「よしよーし」 |
54 | 都市庁舎奪還作戦 | スバル、渾身のお姫様抱っこ |
55 | 濁流 | “ゲス顔エミリア”の罵倒 |
56 | 騎士の条件 | プリシラの圧倒的火力 |
57 | 最も新しい英雄と最も古い英雄 | 心震わす大演説 |
58 | いつか好きになる人 | 反撃の狼煙が上がる! |