10月4日に放送された『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)で、福岡ソフトバンクホークスの正捕手・甲斐拓也への独占インタビューの模様を放送。その映像内でソフトバンクの“MVP投手陣”について言及した。
番組の取材に対し、甲斐はまず“昨季との違い”について「今年はいろんな部分で勝負するというか。監督含め、ピッチングコーチ含めてそういった話は出来ていると思っているので、そこは違う部分ではないかなと思う」とした上で、「うちのピッチャーは球威もあり、ゾーンで勝負できるピッチャーが多いので、まずは相手バッターをしっかりと知るということ。その中でうちのピッチャーとの勝負を天秤にかけて、じゃあどうしようか?というところになってくる。相手を知って自分でサインを出す意味というものがしっかりないとダメ。それをピッチャーにちゃんと伝えて成功体験を作って、なんでこれが打ち取れたのかを、ピッチャーにも伝えるべきだと思っている」と、ゾーンで勝負できる投手陣であるからこそ、それを最大限に活かしつつ、投手陣と成功体験とノウハウを分かち合いながら試合に臨んでいると語った。
そうした上で、取材陣から“今季の投手MVP”について訊ねられると、甲斐は「難しいなぁ…」としつつも、「先発でいえば有原(航平)・モイネロというところがしっかりやってくれているし、スチュワートが、今年は特にすごくいいピッチャーになったと思う。中継ぎは杉山(一樹)がしっかり1年間ブレることなく自分の投球をしてくれている」と、先発・中継ぎ陣を支える面々の健闘を称えながらコメントすることとなった。
昨季は3.27だった防御率が、今季は2.53と大幅に改善し、とりわけ与四球数も451から370と激減するなど、“ゾーンでの勝負”が結果を出しているソフトバンク投手陣に、野球解説者の里崎智也氏は、10月4日に放送された『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)に出演した際に「ストライク先行で勝負していくことが、バッターを打ち取るのに一番効果的であるのは全員がわかっていること。それを臆することなく、パワーがあるピッチャーが多いというところでしっかり勝負できたというのは大きい。そしてモイネロが先発で成功して、スチュワートが成長してきて。今年は圧倒的にフォームの安定感も良かった」と、甲斐の話を踏まえつつコメント。リーグ優勝をもたらすこととなったホークス投手陣の充実ぶりについて称賛することとなった。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)