【明治安田J1リーグ】アルビレックス新潟0-4鹿島アントラーズ(10月5日/デンカビッグスワンスタジアム)
予想外のプレーだった。鹿島アントラーズが相手陣地内でセットプレーを獲得すると、デザインされた形から樋口雄太による今季ベストゴール級のスーパーシュートが炸裂した。
鹿島は、アルビレックス新潟を相手に12分、15分と立て続けに得点を奪うと、前半終了間際にダメ押しの一撃を決めた。
敵陣のボックス右の位置からのFKのチャンスを得ると、キッカーの名古新太郎はゴール前にクロスを上げる“フリ”をして、左にいた柴崎岳の方向へとパスを出した。すると、このパスを元日本代表MFがスルー。その背後から助走をつけた樋口雄太が、この試合2点目となるダイレクトでのミドルシュートをゴール右上へと叩き込んだ。
このゴールに解説・成岡翔氏は、「これは誰も予想できなかったかもしれない」と、相手を欺くデザインされたセットプレーに驚いた様子。さらに「少し距離があった中でもインサイドでポストの中を狙った素晴らしいシュートでした」と、ゴールを決めた樋口のシュート技術の高さにも言及し、ビューティフルゴールを賞賛していた。
鹿島の“美しすぎる”3点目を目撃したファンも「エグいな」「あまりにも綺麗すぎる」「樋口くんゴラッソすぎる」と、衝撃を隠せない様子だった。
樋口はこの試合で今季リーグ戦初ゴールを決めており、立て続けの2点目と、さらに53分には鈴木優磨の得点もアシスト。27歳のMFが3得点に絡む活躍を披露し、鹿島が敵地で4-0の大勝を収め、リーグ戦で7試合ぶりの白星を手にした。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)