【MLB】ドジャース 8-0 パドレス(10月9日・日本時間10日/サンディエゴ)
因縁の一戦で新たな遺恨を残しかねない一幕があった。ドジャースのコペックが投じた一球がすっぽ抜けると、パドレスのタティスJrの顔面付近へ。スタジアム中から大ブーイングが浴びせられることとなった。
大谷翔平投手が在籍するドジャースとパドレスによるナショナル・リーグディビジョンシリーズ第4戦。後がないドジャースは打線が爆発して8-0で快勝し、リーグチャンピオンシップ進出に逆王手をかける形となったが、3回には思わずヒヤリとするシーンがあった。
5点を追いかける3回裏のパドレスの攻撃。ドジャースは大量リードを奪ったことで守備を変更し、追いすがるパドレスの息の根を止めるためか、レギュラーシーズンではクローザーとして活躍していたコペック投手をここで起用。160キロにも到達する豪速球を武器にヒガシオカ捕手を見逃し三振、続くナショナル・リーグ首位打者のアラエスをレフトフライに打ち取り、簡単に2アウトを奪った。
ロバーツ監督の細かい継投策がハマったかと思われた中、打席に立ったのはタティスJr.だった。
このシリーズ、3戦で4本塁打を放ち、前日までの試合では打率.556を記録するなど絶好調のタティスJr.に対し、ドジャースバッテリーは強気に攻めていったが、カウント0-1からの2球目、コペックの投じた155キロのストレートがすっぽ抜け、タティスJr.の頭付近を通過した。
あわや危険球とも言うべきボール。さらに第2戦では、マチャドがロバーツ監督に向かってボールを投げるなど因縁の一戦だっただけに、その後の展開に注目が集まった。しかし血の気の多いことで知られるタティスJr.はここは冷静に対処。すぐにプレーは再開されて5球目に来た163キロのストレートをはじき返し、センターへのツーベースヒットを放った。
ドジャース移籍前まではノーコン投手として知られていたコペックの危険な投球、そしてお騒がせ男タティスJr.の意外な反応に対し、視聴者はこのシーンを見て「タティスよく避けたな」「タティスよくキレなかったな」「また荒れそう」など、タティスJr.のオトナな対応に驚きのコメントを多く寄せていた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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