【写真・画像】“セレブ”黒沢咲に笑顔が戻った! 待望初トップは華やか嶺上開花の劇的逆転サヨナラ弾「ここからだという気持ちになりました」/麻雀・Mリーグ 1枚目
【映像】黒沢、嶺上開花の劇的逆転サヨナラ弾

 鳴かずに手作り、リーチとツモ。得意のスタイルでまずは1勝だ。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」10月11日の第1試合はTEAM雷電・黒沢咲(連盟)が接戦のオーラスにレア役・嶺上開花を含む満貫で、華やかな逆転勝利を収めた。昨年、個人成績で33位と沈んだ“セレブ”のリベンジはここから始まるか。

【映像】黒沢、嶺上開花の劇的逆転サヨナラ弾

 この試合は東家から黒沢、セガサミーフェニックス・竹内元太(最高位戦)、U-NEXT Pirates・小林剛(麻将連合)、BEAST X・鈴木大介(連盟)の並びで開始。東2局、東3局と鈴木大介にアガリを決められ、黒沢は3着目で南1局へ。この親番では東待ちの七対子をリーチしてツモ。竹内とのめくりあいを制す9600点で大きく加点した。昨年はほとんど見られなかった黒沢のリーチ攻勢。今年こそは、という思いを秘めて戦うその表情に赤みが差していく。

 その後も一進一退の攻防が続く。ラス目にいた竹内に親満貫、満貫と大物手を決められ、黒沢は2万3900点持ちの3着目で南4局を迎えた。まずトップ目の竹内がピンズの混一色で仕掛け、東と9筒のシャンポン待ちでテンパイ。これに黒沢が執念で追いつく。中が暗刻、赤が1枚の手を5・8筒待ちでテンパイすると、ピンク色のネイルが輝く細い指で牌を横にした。ラス目の小林も追いつき2軒リーチ。打てば黒沢はラス、ツモればトップだ。天国か地獄か、その結末は王牌に待っていた。

 カン材の中を引いた黒沢、ゆっくりとリンシャン牌をツモると、そこにあったのは待望の8筒だ。勢い良く牌を叩き、リーチ・ツモ・赤・中・嶺上開花の8000点が完成。この逆転サヨナラ弾に視聴者も「お嬢やったー!!!」「すげえよ、ナイッスーー!!「黒沢さんナイスすぎるわ」と興奮のコメントを寄せた。

 4戦目の初トップは確率通り。それでも昨年の不調に加え開幕後も逆連対が続いていただけに、長く感じたはずだ。「全逆連対中で…といってもまだ3試合ですが、それでもやっぱりちょっと調子が上がってこないな、というのを気にしないようにしていたのに気にしてしまっていたので、うれしいです」と試合後はいつもの黒沢らしい笑顔だ。「5・8筒はかなり良く見えて、8筒が山にいてくれると思ったので、それをなんとか『私が引き当てるんだ!』という感じでした。中のカンをして、リンシャンを引いてきた時はうれしかったです」。

 チームメイトの萩原聖人(連盟)が黒沢と同じように逆連対続き。黒沢は「なんとか私がトップを取ったので、また(着順を)真似してきてほしいなと思います」とエールを送った。最後に「たかが1勝ですが『ここからだ!』という気持ちになりました」とまた笑顔を見せた黒沢。リーグ随一の打点力、突破力のある“セレブ”が復調となれば、ライバルチームも手を焼くに違いない。

【第1試合結果】
1着 TEAM雷電・黒沢咲(連盟)3万2900点/+52.9
2着 セガサミーフェニックス・竹内元太(最高位戦)3万100点/+10.1
3着 BEAST X・鈴木大介(連盟)2万2000点/▲18.0
4着 U-NEXT Pirates・小林剛(麻将連合)1万5000点/▲45.0

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
ABEMA/麻雀チャンネルより)

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Mリーグ 配信情報まとめ
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