和式トイレは、今も必要なのか。洋式トイレのある家庭の割合は、2008年時点で89.6%となり、普及率約9割達成を機に、調査終了された。TOTOの出荷実績では、和式トイレの出荷率は現在0.16%で、そのほとんどが公共施設向けとなっている。
 洋式便器は1959年に、日本住宅公団が採用したことが、普及のきっかけになった。1960年代の高度経済成長期には、まだ和式の便器が主流だったが、1977年に和式便器と洋式便器のTOTO出荷数が逆転。そして2008年に約9割となった。