「カンカンカンカン!」
 響き渡る鍋を叩く音。
 キューバで24時間以内に2度起きた大規模停電に対し、首都ハバナで市民が鍋を叩き、島の電力を迅速に復旧するよう政府に要求しているのだ。
 首都の抗議者は石やゴミ箱を使って道路を封鎖し、交通を妨害するなど抗議を行っていたが、鎮圧のため警察が到着し、その後解散した。
 アメリカなどを襲ったハリケーン「ミルトン」の影響で発電所が故障し、燃料不足が生じたことにより発生した前例のない全国規模の大停電。およそ1000万人の島民が食料、医療、燃料の劇的な不足に苦しんでいるという。
(『ABEMAヒルズ』より)