インドの首都・ニューデリー。
 街を覆っている真っ白なもやの正体は、スモッグ。
 スイスの空気清浄機メーカーIQエアーの調査によると「世界で最も汚染された都市」とされ、大気汚染が深刻化している。
「先日サイクリングをした時、目が焼けるような感覚になって、呼吸困難になった。冬になるともっと酷くなる」(ニューデリー在住者)
 なぜ、ここまで大気汚染が進んでいるのか?
 ニューデリー科学環境センター主任は「主な要因は気象条件の急激な変化だ。汚染物質が滞り、排出が増えている。バイオマスやゴミの燃焼などで汚染物質がさらに蓄積される」と説明。