11月の四季
絶対的な定義はないが、気象学的季節は「秋」(9月〜11月)
11月の二十四節気
※1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けたもの
【7日】
立冬:冬の気配が感じられる
【22日】
小雪:寒くなって雨が雪になる
11月の国民の祝日・休日
【3日(日)】
文化の日:「自由と平和を愛し、文化をすすめる」日。祝日法の制定前、11月3日は明治天皇の誕生日だったことから、祝日の「明治節」として休日とされていた。祝日法の制定に当たり、この日が、昭和21年に日本国憲法が公布された日で、戦争放棄という重大な宣言をし、国際的にも文化的意義を持つ重要な日であることから、「文化の日」と名付けたとされている。
【4日(月)】
休日※祝日法第3条第2項による休日
【23日(土)】
勤労感謝の日:「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」日。祝日法の制定前、11月23日は祭日の「新嘗祭」として休日とされており、国民の生活の中でも、新穀に感謝する日だった。同法の制定に当たっても当初、「新穀祭」「新穀感謝の日」 とする提案もあったが、いにしえからの収穫感謝の風習を生かしつつ、感謝の日として新たに設けられたといえる。
11月の記念日
【1日(金)】
・灯台記念日:日本初の洋式灯台「観音埼灯台」(神奈川県横須賀市)の起工日である1868年(明治元年)11月6日にちなんだもの。海上保安庁が制定。
・計量記念日;1993年11月1日、新「計量法」が施行されたことを記念し、従来の6月7日から変更して制定された。
・文化財保護強調週間(11月1日から11月7日まで)
・教育・文化週間(11月1日から11月7日まで)
・障害者人材開発促進旬間(11月1日から11月10日まで)
【3日(日)】
・いいさかなの日(11月3日から11月7日まで):日本の水産物の消費量が長期的に減少傾向にある中で、水産物の消費拡大に向けた官民の取り組みを推進するもの。水産庁が位置付け。
【4日(月)】
・福祉人材確保重点実施期間(11月4日から11月17日まで)
【5日(火)】
・津波防災の日:平成23年6月「津波対策の推進に関する法律」の制定に伴い定められた。嘉永7年(1854年)11月5日の安政南海地震(M8.4)で和歌山県を津波が襲った際、稲に火を付け、暗闇の中で逃げ遅れていた人たちを高台に避難させて命を救った「稲むらの火」の逸話にちなんだ日。
【10日(日)】
・技能の日:昭和45年に技能五輪国際大会(国際職業訓練競技大会)がアジアで初めて、日本で開催されたことを記念し、その開会式が行われた11月10日にちなんだ日。厚生労働省が定めた。
【11日(月)】
・介護の日:介護について理解と認識を深め、利用者・家族・介護従事者、それらを取り巻く地域社会における支え合いや交流を促進する観点から、厚生労働省が制定。「いい日、いい日、毎日、あったか介護ありがとう」を念頭に、「いい日、いい日」にかけた覚えやすく、親しみやすい語呂合わせとした。
・税を考える週間(11月11日から11月17日まで)、
【12日(火)】
・女性に対する暴力をなくす運動(11月12日から11月25日まで)
・家族の週間(11月12日から11月25日まで)
・全国糖尿病週間(11月12日から11月18日まで)
【13日(水)】
・全国一斉「女性の人権ホットライン」強化週間(11月13日から11月19日まで)
【17日(日)】
・家族の日:こどもや家庭を社会全体で支える大切さ等について理解を深める、内閣府が平成19年度から11月第3日曜日を「家族の日」、その前後各1週間を「家族の週間」と定めた。
【19日(火)】
・食育の日(毎月19日):食育基本法が平成17年6月に成立したことなどから、国をあげて取り組みやすい時期である6月を食育月間と定めた。食育の「育(いく)」が「19」を連想させること、「食(しょく)」が「しょ→初→1、く→9」と「19」を連想させること、第1回目の食育推進会議が平成17年10月19日に開催されたことに由来する。
【21日(木)】
・港湾労働法遵守強化旬間(11月21日から11月30日まで)
【24日(日)】
・和食の日:2013年にユネスコ無形文化遺産に登録された「和食・日本人の伝統的な食文化」を次世代へと保護・継承していくことの大切さを改めて考える日として、和食文化国民会議が制定。日付は11と24で「いい(11)に(2)ほんしょ(4)く」と読む語呂合わせから。
・医療安全推進週間(11月24日から11月30日まで)
【25日(月)】
・犯罪被害者週間(11月25日から12月1日まで)
【28日(木)】
・税関記念日:明治5年11月28日(1872年)、今日の税関の前身である運上所から改称されて正式に発足し、令和4年11月28日に150周年を迎えた。
【30日(土)】
・人生会議の日:「11月30日(いい看取り・看取られ)」から、人生の最終段階における医療・ケアについて考える日として厚生労働省が普及・啓発を行っている。
年金の日:「ねんきんネット」等を活用しながら、高齢期の生活設計に思いを巡らす日として、平成26年度から厚生労働省が制定。日付は「11月30日(いいみらい)」から。
11月の風物詩
【15日】
七五三:由来は、3歳の「髪置(かみおき)」、5歳の「袴着(はかまぎ)」、7歳の「帯解(おびとき)」に由来すると言われている。「髪置」はこの日を境に髪を伸ばし始める時期で、男女児ともに行われた儀式。「袴着」は男児が初めて袴を着ける儀式、「帯解」は女児がそれまでの幼児用の付紐をやめ、大人の帯を締める儀式だった。江戸時代から庶民の文化として広まったとも言われている。
【5日、17日、29日※2024年】
酉の市:11月の「酉の日(十二支)」に、浅草の酉の寺をはじめ関東各地で行われる、開運招福・商売繁盛を願う祭り。江戸時代から続く。酉の日の祭日が12日おきに巡ってくるため、祭りが2回の年と3回の年がある。