【ヨーロッパリーグ】Mテルアビブ1-2レアル・ソシエダ(日本時間10月25日/パルチザン・スタジアム)
久保建英がヨーロッパリーグで存在感を見せつけた。右サイドからドリブルで切り裂くと、そのプレーを起点にレアル・ソシエダがこの日の2点目を奪取。現地メディアも高い評価を残している。
久保の個が光るプレーを見せたのは64分。相手の攻撃をストップさせたソシエダは、自陣からカウンターを発動。最終ラインから右サイドの久保へボールが渡ると、日本代表MFはドリブルで仕掛け出した。
まずはトラップでマークしていた相手を一瞬で置き去りにすると、向かい側から対峙してくる選手に気づいてあえてのスローダウン。抜いた相手も背後から寄ってくる中、絶妙のタイミングでボールを大きく前に出してゲートを抜けるように強引に突破した。
抜いた2人の選手に倒されて久保はピッチに沈むも、こぼれたボールに反応したサディクが拾って右サイドのベッカーに展開させる。この状況を見た審判はアドバンテージをとった。
ベッカーはドリブルで運んでボックス右付近からグラウンダーのクロスを入れると、セルヒオ・ゴメスが左足で押し込んだ。
個での打開から追加点を生んだ久保。現地メディア『El Desmarque』では久保に7点の採点でチーム最高タイの評価を与え「アウトサイドからインサイドへの動きがよく、優位性を生み出した。フリーな動きで鋭いプレーを見せていた」と評した。ファンも「久保にアシストをつけて欲しい」と称賛の声が挙がっている。
試合はその後、81分にマッカビ・テルアビブに失点を許すも、なんとか逃げ切ってタイムアップ。今季EL3戦目にして初勝利を飾った。
(ABEMA/WOWSPO/ヨーロッパリーグ)