【ブンデスリーガ】マインツ1-1ボルシアMG(日本時間10月26日/メーヴァ・アレーナ)
強みはボール回収だけではない──。
マインツ所属のMF佐野海舟が日本代表DF板倉滉の所属するボルシアMGとの一戦で、高速裏抜けからゴール前への折り返しで決定機を作った。これにはファンからも「攻撃もセンス抜群」「期待しかない」「チャンスメイクもできるんかい!」と称賛のコメントが集まっている。
佐野と板倉がそろって先発する中、ゴールレスで迎えた30分、今夏に初の欧州移籍を果たしたボランチが魅せた。マインツが右サイドを起点にパスをつなぎ、佐野がボランチの位置から攻め上がる。快足を飛ばして相手左SBの背後に飛び込んでパスを受けると、ダイレクトでゴール前へ折り返す。このパスがボックス内でフリーのMFパウル・ネベルに渡る。惜しくもゴールとはならなかったが、空いたスペースを見つける目、マークを振り切る走力、トップスピードの中で正確なワンタッチパスを出せる技術を存分に発揮した。
佐野のチャンスメイクに対してはファンも「足も速いんかい」「攻撃もうまっ」「ボール回収だけじゃないのがすごい」「守備も攻撃も良いなら、大化けするぞ」「センスの塊や」「遠藤航を超えれる逸材や!」と興奮している。
試合は1-1のドロー決着となったが、フル出場した佐野は攻守に躍動していた。地上戦でのデュエル勝率は69%、空中戦のデュエル勝率は50%、タックル成功率は80%を記録し、フル回収。直近4試合ではチームトップの走行距離を記録するなど、鹿島アントラーズ時代にJ1で見せていたダイナミックなプレーは、ドイツ1部でも健在だ。初の海外挑戦にもかかわらず記録にも記憶にも残るプレーを連発中の23歳に今後も目が離せない。
(ABEMA/ブンデスリーガ)