【ラ・リーガ】レアル・マドリード 0-4 バルセロナ(日本時間10月27日/サンティアゴ・ベルナベウ)
伝統のエル・クラシコで宿敵レアル・マドリードに4発快勝を飾ったバルセロナ。先制点の場面で輝いたのが、今シーズンにトップチーム昇格を果たしたMFマルク・カサドだ。圧巻のスルーパスでFWロベルト・レヴァンドフスキのゴールをアシストし、自身初クラシコで大仕事をやってのけた。
局面を一瞬で打開するスルーパスだった。スコアレスで迎えた54分、最終ラインでのビルドアップに参加したカサドは、ボールを受けると視線を前線へ。ハーフウェーラインまでボールを運ぶと、右足を即座に振って縦にボールを刺した。
糸を縫うようなパスは、レアル・マドリードの中盤と最終ラインをブレイクすると、オフサイドギリギリで抜け出したレヴァンドフスキに繋がる。ポーランド代表FWはトラップから一気に抜け出し、冷静にニアを抜いてゴールネットを揺らした。
レヴァンドフスキのシュート以上に脚光を浴びたのが、カサドのパスだ。SNSには「カサド凄いな」「神パスしたのカサドだった!!」「カサドやばすぎるど真ん中通したでw」「カサドよく縦に刺した」「なんでこんなポンポンとヤバい若手出てくるんだほんとに」などのコメントが出るなど、下部組織出身の21歳MFには称賛の声が集まった。
カサドと同じカンテラ出身者では、17歳のFWラミン・ヤマルやMFフェルミン・ロペスらもクラシコで躍動。MFガビやDFパウ・グバルシを含め“バルサイズム”を熟知する若手が、ハンジ・フリック新監督の下でチーム復権の立役者となっている。
試合はその後、レヴァンドフスキの2発目、ヤマルのクラシコ史上最年少ゴール、ハフィーニャのお洒落ループでバルサが加点し、敵地でレアル・マドリードを粉砕。勝点6差をつけてラ・リーガ首位に君臨している。
(ABEMA de DAZN/ラ・リーガ)