【セリエA】パルマ 1-1 エンポリ(日本時間10月27日/スタディオ・エンニオ・タルディーニ)
相変わらず段違いの飛距離と精度だった。パルマのGK鈴木彩艶がエンポリ戦で放った得意のロングフィードは、とてつもない距離を飛んで一気に敵陣ボックス手前へ。決定機にまで結びついた超級キックにはファンも驚愕の様子だった。
注目の場面は11分だった。鈴木が自陣ボックス内でボールを持つと、タメを作ってから右足を振り抜いた。GKから「振り抜く」という表現はなかなか出ないものだが、膝下の振りの速さは圧巻。とてつもない勢いでボールは前線へ飛んでいった。
エンポリの守備陣は、明らかに頭上を越える、裏を取られると察知して猛ダッシュでラインを下げる。そしてステップバックしながらDFアルディアン・イスマイリが何とかヘディングで対応するも、ボールはボックス内にこぼれた。
このボールをパルマのFWデニス・マンが拾い、最後はFWアンジュ=ヨアン・ボニーがシュート。これは惜しくもGKに弾かれたが、鈴木の70m級のフィードから瞬く間に決定機へと繋がったシーンだった。
鈴木の超級ロングフィードにはサッカーファンも感嘆。ABEMAのコメント欄やSNSでは、「ザイオンえぐすぎ笑」「ザイオンキック一発でチャンスえぐい」「アシスト未遂」「戦術ザイオンだな」「彩艶のフィードたまらんね」「パルマは彩艶の超ロングボールが攻撃の起点だね」「彩艶のフィード相変わらずレベチ」など称賛の声で溢れた。
鈴木はその後、元浦和レッズのFWオラ・ソルバッケンの起点からオウンゴールで失点をするも、パルマはFWガブリエル・シャルパンティエが80分に同点弾を奪って終了。1-1の引き分けに終わっている。これで7試合連続の未勝利(4分3敗)で17位となったパルマは、翌節(日本時間10月31日)に3位ユヴェントスとのビッグマッチを迎える。日本代表守護神のプレーに要注目だ。
(ABEMA de DAZN/セリエA)