10月26日(日本時間同27日)に行われたワールドシリーズ、ロサンゼルス・ドジャース対ニューヨーク・ヤンキースに先発し、完璧な投球でチームを勝利に導いたドジャース・山本由伸。その好投の理由について、元・MLBプレーヤーの川﨑宗則氏が言及した。
山本は、初めての大舞台で6回1/3を投げて被安打&失点はソロホームランによる“1”のみという超好投を披露。その存在感を世界へ見せつけた。
10月27日に放送された『ABEMAスポーツタイム』に出演した川﨑氏は、この日の山本の投球について「スゴかった。緊張感があったと思うなかでこのピッチングですよ」と、その“圧巻”ともいうべき投球内容を絶賛。長所は“強気のピッチング”とし、この試合では強気の投球が良い形で現れていたとコメントした。
続けて、「フォークも良かったですが、最初の1球目がすごく良かった。立ち上がりが問題とされたところを98マイルの真っすぐから入った」と言及。98マイルは山本の最速で、「彼の最速をいきなり1球目から投げた。それを見せたことで、ヤンキース打線は『あ、今日の山本にまたやられるかも…』と感じたと思う」とし、試合開始早々に投げた第1球目で力強い速球を打者に投じたことがヤンキース打線に対して良い意味で“威嚇”となり、それが好投に繋がったのではないかと解説した。
レギュラーシーズン以上に力強い投球を見せた山本について、「ワールドシリーズで投げられるというモチベーションが大きかった。この日の1球目はボールでしたが、本当にスゴかった。気持ちが伝わった98マイル」と称賛。ワールドシリーズという大舞台が山本のモチベーションを上げ、山本本来の力を引き出すことに繋がったという自身の見解を語っていた。
(ABEMA『ABEMAスポーツタイム』)