【MLB】ヤンキース 6-7 ドジャース(10月30日・日本時間31日/ニューヨーク)
メジャーリーグ史上初の大記録「50-50」を打ち立てた男の“シーズン最終打席”が意外すぎると話題だ。ドジャースの大谷翔平はヤンキースと対戦したワールドシリーズ第5戦に「1番・DH」で先発出場。同点の1死一、三塁で迎えた8回の第5打席は、一打出れば決勝打になるかもしれない最重要場面だった。しかし、大谷は初球からスイングすると、なんと“打撃妨害”となり、思わぬ形で出塁する形となった。
自己最多となる打率.310、54本塁打、130打点、59盗塁、そして「50-50」と、ドジャース移籍1年目の大谷は、前人未到の記録を打ち立て続けた。そんなスーパースターが初めて出場したワールドシリーズでは毎打席に注目が集まり、スタジアムに詰めかけたファンも常にスマホを構えていた。
ヤンキースとのワールドシリーズ第5戦、まさに「舞台が整った」と誰もが感じるシーンが訪れたのは8回表だった。5-6で1点を追いかけるドジャースは無死満塁のチャンスで、9番ラックスが犠牲フライを放って同点に。そして1死一、三塁の場面で、大谷にこの日5回目の打席が回ってくる。もちろん勝ち越し打への期待が一気に高まった。
そんな中で大谷は、ヤンキースの四番手ルーク・ウィーバー投手と対峙すると、初球で89.7マイル(144.3キロ)の外に逃げるようなチェンジアップをスイング。バットはボールを捉えたもののファールとなった。
しかし、直後に審判が前に出ると、オースティン・ウェルズ捕手の“打撃妨害”を宣告。リプレイ映像を見ると、大谷がスイングした際のバットの先端が、手を伸ばして捕球を試みたキャッチャーミットをわずかにかすめていた。ヤンキース側はチャレンジ(ビデオ判定)を宣告したが、判定は覆らなかった。
これにはネット上の野球ファンも、「大チャンスでまさかの打撃妨害」「打たせてくれよ」「野球の神様はベタな展開にするんだなと思ったら…」「何はともあれ出塁」「運の強さもあるか。威圧感ってやっぱり大事やな」「マジかよ…」などとリアクションしていた。
その後、満塁の場面で2番ベッツが犠牲フライを放ってドジャースが勝ち越しに成功。結果的にはこれが決勝打となり、ドジャースが4年ぶり8回目のワールドシリーズ王者に輝き、大谷自身も悲願の初優勝を達成した。
一方で大谷は、この第5打席が今季の最終打席に。これにはファンも「大谷さん今季最後の打席内容が打撃妨害」「最終的にその出塁が優勝に直結した」「今年の最終打席が打撃妨害で出塁って誰がこんなシナリオかけるねん」と反応しており、大谷の“意外すぎる最終打席”に驚いている様子だった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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