【セリエA】ユヴェントス 2-2 パルマ(日本時間10月31日/ユヴェントス・スタジアム)
日本代表の若き守護神の牙城が完全に崩された。パルマに所属のGK鈴木彩艶がユヴェントス戦で、ビアンコネーロの誇る“2世トリオ”にパーフェクトな連携ゴールを決められてしまった。ゴールに関与した顔触れは「オールドファンにはたまらんな!」と話題になっている。
注目のシーンは、ユヴェントスが1点ビハインドで迎えた49分だった。MFケフラン・テュラムが中央を力強く突破し、FWフランシスコ・コンセイソンが右サイドから折り返したボールを、FWティモシー・ウェアが左足でのジャンピングボレーで合わせる。パルマ守備陣は完全に崩されており、鈴木にとってはほぼノーチャンスだった。
得点に関与した3選手は、いずれも偉大なサッカー選手の息子だ。ドリブルで中央を打開したケフラン・テュラムの父は、ユヴェントスOBであり、往年の名DFでもあるリリアン・テュラム。アシストを記録したフランシスコ・コンセイソンの父は、ラツィオやパルマ、インテルで活躍した元ポルトガル代表FWのセルジオ・コンセイソン、そしてゴールを決めたティモシー・ウェアの父はアフリカ人初のバロンドーラ―であり、リベリア共和国前大統領でもあるジョージ・ウェアだ。
輝かしい2世が見せた美しい連携からのゴールにはファンも、「コンセイソン恐ろしい」「これは素晴らしいゴール」「ウェア、コンセイソン、テュラム!すごい共演!」「オールドファンにはたまらんな!」と興奮している様子だ。
ユヴェントスの2世トリオに耳目が集まる中、パルマのゴールマウスを守っていた鈴木はシュートに対してなす術がなかった。ウェアがクロスを合わせるタイミングで身体を大の字にするも、ブロックできず。しかし、現地メディアが『tuttomercatoweb』が「この失点に対して鈴木は無罪だった」と伝えている通り、ゴールを決めたユベントスの2世トリオを褒めるべきだろう。
試合はこのままタイムアップ。2-2の引き分けで終わり、パルマは4試合連続ドローとなっている。
(ABEMA de DAZN/セリエA)