【明治安田J1リーグ】川崎フロンターレ1-3鹿島アントラーズ(11月1日/Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu)
その軌道は時を止めるほど美しかった。鹿島アントラーズ所属のMF三竿健斗が川崎フロンターレ戦で、ボックス外から利き足ではない左足でループシュートを決めた。これにはファンも「そんなんできるの知らんよ」「これはゴラッソだわ」と大興奮だ。
注目のシーンは28分、前半だけで2ゴールを奪っている鹿島の勢いが止まらない。左サイドの高い位置からFW師岡柊生がゴール前にパスを送り、MF樋口雄太が収めて味方につなごうとするも、ボックス手前でこぼれてしまう。しかし、これに反応したのは右サイドバックで先発していた三竿だ。こぼれ球に対して左足を丁寧に振ると、ボールは上から落ちるような軌道を描いてゴール左隅へ。ゴールマウスを守っていたGKチョン・ソンリョンが一歩も動くことができない美しい一撃がネットを揺らした。