【グランドスラム オブ カーリング】カナディアン・オープン(11月6日/カナダ)
日本中が思わず「頑張れー!!」と応援したくなる一幕だった。ロコ・ソラーレの藤澤五月と吉田知那美がスイーパーの2人に向けて懸命に「頑張れー!」の応援。息切れするほどのフルスイープにファンたちも大興奮となった。
グランドスラム オブ カーリングの第2戦、「カナディアン・オープン」がカナダ・アルバータ州のニスクで開幕した。ロコ・そラーレは初戦でチーム・ゼニア シュヴァラー(スイス)と対戦した。
注目のシーンはロコ・ソラーレが0-1と追いかける展開で迎えた第3エンド。ここでロコ・ソラーレの狙いは「ナンバーワンを取ること」。しかしそのためには手前のガードのストーンを避けて大きく曲げる必要がある。
吉田知はスピードの遅いショットを投じ、スイーパーの吉田夕梨花と鈴木夕湖がフルスイープを見せる。必死に掃く2人に対して、ショットを放った吉田知、ハウスの中で軌道を見る藤澤は共に「頑張って!」「頑張れー!」と応援。それを伝える坂田博昭アナも、思わず「いやもう頑張って本当に。あー頑張って!曲がってきている。超えるか?超えた!」と力の入った実況を見せていた。
最終的にストーンはガードを超えて狙い通りのラインで進んでいったものの、ナンバーワンは取れず。それでも懸命なスイープを見せた2人に、藤澤も「ありがとう!」と労いの声をかけていた。
元日本代表で解説を務めた市川美余さんも「ギリギリナンバーツーですが、ナイススイープでした」という称えるショット。かたでいきをする鈴木と吉田夕の姿にABEMAで視聴するファンたちは「はあはあ」「息切れすごい」「めっちゃ息切れしてる」「ナイススイープ」と反応していた。
このエンドに2点を奪って逆転したロコ・ソラーレは最終スコア4-3で勝利。日本時間7日0時30分から第2試合を迎える。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)