アメリカのディズニーリゾートで新たに導入されたパス「ライトニングレーン・プレミアパス」が物議を醸している。先月30日から導入されたもので、いつでも短時間でアトラクションに乗車することができ、利用できるアトラクションも多いが、指定のディズニーホテル宿泊客のみが購入可能で、金額は最大で449ドル(約7万円)にもなるという。
 こうした「富裕層シフト」にはネット上でも「夢の国でも格差が広がっている」「富裕層にターゲットを絞って庶民は切り捨てる戦略か」と異論の声があがり、後日ディズニーのボブ・アイガーCEOが「利益を伸ばそうという熱意のあまり、価格設定について少し強すぎたかもしれない」と反省のコメントを出すまでになった。日本でも、高級志向の百貨店やホテル、不動産ではタワーマンションなど、富裕層にターゲットを絞ったビジネスが話題になっている。『ABEMA Prime』では、この富裕層シフトの今後について考えた。