ロコ・ソラーレは今季のグランドスラム オブ カーリング第2戦「カナディアン・オープン」でクオリファイ(プレーオフ進出)を決めるも、チーム・ハ(韓国)に敗れ、ベスト8で大会を終えた。
惜敗の中にも「新たな収穫もできた」とは試合後のセカンド鈴木夕湖の談話だが、その鈴木は変化するアイスに苦しみながらも、第5エンドに距離のあるダブルテイクアウトを決め、しかもシューター(投げた石)をロールさせてセンターガードに隠すワールドクラスのショットで魅せた。
第5エンドではそのまま盤面を優位に保ったままうまくいけばスチールも狙える形を維持しエンドを消化していったが、チーム・ハのスキップ、ハ・スンヨンが2投ともにハウス中央にほぼピンポイントで石を置く通称「ボタンドロー」を揃えてピンチを好セーブ。ロコ・ソラーレとしては相手に1点を取らせる想定通りの成果ではあったが、チーム・ハの高いレベルのチームショットが光ったエンドでもあった。
ロコ・ソラーレの藤澤五月もショット率ではハ・スンヨンを上回り、第4エンドのヒットステイ、第7エンドのダブルテイクアウトなど要所で魅せたが、ショットのつながりという面では及ばなかった結果だ。
それでも吉田知那美が試合後のインタビューで「グランドスラムはプレーオフに進出することがどのチームにとっても大きな課題なんですけれども、二大会連続でクオリファイ(プレーオフ進出)できたっていうことはチームの成長でしかない」とポジティブに捉えた。
チームは15日からアルバータ州レッドディアで開催される大会に出た後、ニューファンドランド・ラブラドール州セント・ジョンズに移動し、グランドスラム第3戦「ナショナル」に挑む。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)