【セリエA】ヴェネツィア 1-2 パルマ(日本時間11月9日/スタディオ・ピエル・ルイジ・ペンツォ)
パルマのGK鈴木彩艶が、ヴェネツィア戦で約70m先の味方にロングフィードをピンポイントで届けた。日本代表の守護神の繊細かつパワフルなキックはSNSで話題となっている。
森保ジャパン守護神が攻撃で違いを見せたのは、1-1で迎えた19分のことだ。相手陣内に攻め込むパルマがクリアボールを拾い、ボールを最後尾の鈴木に預ける。
このバックパスでヴェネツィアが全体のラインを押し上げる中、鈴木は右足を大きく振りかぶり、ロングフィードを蹴り込んだ。キックはバックスタンドを超えるほどの高弾道で相手陣内に飛んでいくと、約70m先のMFヴァレンティン・ミハイラの胸元にピンポイントで届いたのだ。
ミハイラが相手と競り合いながらボールを収めて味方にパスを繋いだことで、パルマは再び相手陣内の中央でボールを保持して押し込むことに成功した。鈴木が一発のキックで相手の陣形をひっくり返しながら、自陣ゴール前から相手最終ラインの手前まで陣地を回復させたのだ。
攻撃の出発点になるロングキックには、ファンたちがSNSで反応。「いつも通り彩艶のロングフィードいいねえ」「パルマちゃん今日もひたすら彩艶ゲーしてるけどこれでええんか」「やっぱり彩艶のロングフィードおかしいよ」「キックをワンステップで相手ボックス近くまで蹴るって他にいるかね?もしかしたら世界一じゃないかね彩艶」などのコメントが出るなど、鈴木が毎試合のように正確無比な特大ロングフィードを繰り出していることに着目していた。
その後、パルマは68分にネットを揺らし、昇格組対決を逆転で制す。鈴木はセービングでも実力を遺憾なく発揮してチームの今季2勝目に貢献。その後は日本代表に合流しており、ワールドカップアジア最終予選2連戦でも活躍が期待される。
(ABEMA de DAZN/セリエA)