【写真・画像】国民・玉木代表への“擁護の声”は「減税さえ実現してくれればいい」から? 不倫報道の“余波”を考える 1枚目
【映像】「ハニトラから逃げたことある」玉木代表の過去インタビュー

 国民民主党の玉木雄一郎代表が女性との不倫関係を認め謝罪した。党の代表は続投するという。

【映像】「ハニトラから逃げたことある」玉木代表の過去インタビュー

 国民民主党は「手取りを増やす」とスローガンを掲げ、議席数を4倍に増やすなど期待が寄せられていただけに落胆の声も相次いだが、一方でSNSなどでは玉木代表を擁護する声が少なくなかった。

 この点についてダイヤモンド・ライフ副編集長の神庭亮介氏は「国民民主の支持者は政策面に期待して投票した人が多いのではないか」と指摘した。

「国民民主の支持者が一番求めているのは、手取り増と現役世代の負担軽減。極端に言えば、『減税さえ実現してくれればいい』みたいなところがある。政策を実現する“機能”としての政治家・政党に投票しているので、党代表の不倫もさして気にならない。何かあったらスキャンダルで引きずり下ろす、という報道に飽き飽きしている支持者も多いのでは。玉木代表を擁護しているというよりは、『肝心の政策ではブレるなよ』という期待と念押しも込めたリアクションだろう」

 玉木代表については今年2月のSNS投稿も話題になっている。
 
 玉木代表は“パパ活不倫報道”を経て辞職した宮澤博行元議員の名前を挙げ、安全保障上の機密保護の観点から「性的行動をチェックする国民民主党の修正案を取り入れてもらいたい」としていたのだ。

 これに対し神庭氏は「完全にダブルスタンダードだ」と指摘。

「自民党の“パパ活議員”への批判がブーメランになって返ってきてしまった。もちろん一義的には家族間の問題、プライベートの問題だが、公職者として主張の一貫性は問われる。他国に目をつけられ、『脇の甘い人間だ。ハニートラップでも仕掛けてやれ』と思われてしまうこと自体が一つのリスクになる。国民民主も少し前までのマイナー政党ではなく、今や国政のキャスティングボートを握るまでに成長した。事と次第によっては“玉木総理誕生”のようなシナリオも可能性ゼロではなかったわけで、その点は自覚が足りなかったのではないか」

 今回の件で国民民主として、国会運営や公約実現に影響は出るのだろうか?

「今後、第2報、第3報と“エグい記事”が出てこないという仮定のうえでの話になるが、報道が出てすぐに潔く認めて謝罪していること、政策本意の支持者が多いことを考えると、傷は浅くて済むのでは。与党側からしても、国民民主の協力を得ないことには政治が回らない。“玉木氏が代表辞任”などという混乱は、支持者ばかりでなく自民・公明も望んでいないだろう」
(『ABEMAヒルズ』より)
 

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