日本プロ麻雀連盟の最高峰タイトル「鳳凰位」へとつながる鳳凰戦A2リーグの第7節C卓が11月12日、東京都・夏目坂スタジオで行われ、プロ麻雀リーグ「Mリーグ」のKONAMI麻雀格闘倶楽部でもプレーした前原雄大が卓内トップを取り、昇級に望みをつないだ。
試合開始前、リーグ暫定5位につけていた大ベテラン前原は、残留を争う3選手と勢いの差を見せつけた。初戦こそ何もできずにラスを引いたが、2回戦は粘って2着。3回戦では7万点オーバーの特大トップを取って一気に挽回し、卓内トップにつなげた。
リーグ暫定順位も1つ上げて4位となり、いよいよ3位以内のA1昇級も見えてきた。「若い子と戦っても得はないけど(次節は1位の阿久津)座ったら戦いたくなるのよね」と、衰えぬ戦いへの意欲を見せていた。
【試合結果】
1位 前原雄大 +35.9
2位 近藤久春 +26.6
3位 福島佑一 ▲3.6
4位 吉田直 ▲58.9
◆鳳凰位 日本プロ麻雀連盟のタイトルの1つで、30年以上の歴史がある同連盟最高峰タイトル。A~Eまで計11のリーグに分かれている。A1は12人で行われ、上位3人が前年度の鳳凰位と半荘16回戦でタイトルを争う。
◆日本プロ麻雀連盟 1981年に設立。森山茂和会長。ベテラン・中堅・若手と各大会・メディアで活躍するプロが多数所属する。現在の所属プロは業界最大規模となる600人以上。2016年に行われた「麻雀プロ団体日本一決定戦」でも優勝した。主なタイトル戦は鳳凰位、十段位、麻雀グランプリMAX、王位戦、麻雀マスターズ、女流桜花、プロクイーンなど。
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