NATO(=北大西洋条約機構)のルッテ事務総長が12日、フランスのマクロン大統領と会談し、「ロシアが北朝鮮、イラン、中国と協力することは平和と安全を脅かす」と懸念を示しました。
NATOのルッテ事務総長が12日、10月の就任後初めて、フランス大統領府を公式訪問しました。ルッテ氏は、マクロン大統領との会談前に共同で会見し、北朝鮮がロシアに派兵したとの情報について「ロシアが北朝鮮、イラン、中国と協力することはヨーロッパだけでなく、インド太平洋と北米の平和と安全を脅かす」と懸念を表明しました。
また、「ウクライナに対して戦いに引き留める以上のことをしなければならない」として支援を強化する必要性を強調しました。マクロン大統領は、NATOのあり方の見直しを求めるアメリカのトランプ次期大統領を念頭に、「強いヨーロッパを構築し、追求しなければならない。これはアメリカの政権が期待していることでもある」と述べました。
アメリカは、NATO最大の資金提供国で、トランプ氏は、国防費の負担が不十分なNATO加盟国は「守らない」と発言したり、ウクライナ支援の縮小を示唆したりしていて、政権復帰後、NATOの運営に大きな影響を及ぼす可能性があります。(ANNニュース)
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