【ブンデスリーガ】マインツ 3-1 ドルトムント(日本時間11月9日/メーヴァ・アレーナ)
相手の10番を完璧に封じ込める“神プレー”だった。マインツのMF佐野海舟が、ドルトムントのMFユリアン・ブラントのタッチがわずかに乱れたところを見逃さずにカット。見事な“回収”でマイボールにしたシーンには、ファンの間でも大きな話題を呼んでいる。
マインツが3-1とリードして迎えた69分、1人少ないドルトムントはDFニコ・シュロッターベックから送られた前線へのフィードで陣地回復を図った。このロングボールをドルトムントで10番を背負うブラントは完璧なトラップで収め、距離を詰めてきたマインツのDFダニー・ダ・コスタの逆を突くターンで剥がそうとした。
その際にややボールタッチが大きくなると、このわずかな隙を狙っていた佐野がブラントの死角から急加速で飛び出してボールをカット。持ち前の危機察知能力の高いプレーで“回収”に成功している。
相手の攻撃の芽を摘むボール奪取には、ABEMA解説の安田理大氏も「速いですね〜。敵、そして味方の身体の角度とかポジションによって、自分がどこにいたらボールを奪えるかをよく理解してますよね」と感嘆。また視聴者からも「残念そこは佐野」「ビースト佐野すぎる」「初速はやすぎる」「回収」「佐野うますぎやろがい」などの称賛のコメントが出ていた。
この試合で佐野はチーム最多となる3回のインターセプトを記録するなど、多くの局面でボールを回収していた。中盤での安定感はブンデスリーガ1年目の選手とは思えないほどに増しており、攻守におけるオールラウンダーとして着実に成長を示している。
なお、試合は佐野の活躍もありマインツが3-1で勝利。念願の今季ホーム初白星を飾った。
(ABEMA/ブンデスリーガ)