見る者全員、頭の中にクエスチョンマーク。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」11月18日の第2試合。赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)がTEAM雷電・萩原聖人(連盟)から出たロン牌を見逃し、その後にEX風林火山・勝又健志(連盟)から山越しのロン。この異常事態に視聴者が「ん?」「狙い撃ちだと…?」とパニックに陥った。
東1局、親の園田は發をポンして2・5筒待ちのテンパイ。これに対して平和のイーシャンテンとなった萩原が5筒を切り、園田のアガリ…となるはずが、園田はこれをあっさりと見逃し。ツモ山に手を伸ばし、7筒をツモ切った。実況の日吉辰哉(連盟)は「え…?ちょっと…」と絶句。視聴者も「まさか」「どういうこと?」「これはガチで分からん」と困惑した。その後、勝又が5筒を切るもこれもスルー。次巡、勝又が今度は2筒を切るとようやくロン、發の1500点を獲得した。
放送席、視聴者いずれも困惑のまま試合は終わり、真相究明のために3着の園田がインタビューに登場。伏線は2021-22シーズン3月10日の第2試合。この試合で勝又が渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会)から打たれたアガリ牌の2筒を見逃し、ツモ切りリーチとした直後に園田が放銃していた。インタビューで園田は「ここでかっちゃん(勝又)からアガればオモロイなというのが一つ」とリベンジであることを説明。さらに5筒が打たれた後に赤5筒でアガれたり、鳴きやすい1枚切れの白をポンして、打点アップを目論んでいたと明かした。
この説明に視聴者も大爆笑。「嫌がらせw」「すごいとしかw」「マジかよ!根に持ってたんか笑」「マジでそれだったw」と次々に反響を寄せていた。勝又はその後「東1局の1500点なので別に…。1万2000点ならシビれちゃいますけど」と笑い、意に介さない様子だった。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)