“パネリスト全員が結果を出している経営者”という実験的トーク番組、ABEMA『For JAPAN』が11月15日に放送され、株式会社開拓塾代表取締役の岡田竜馬氏が「社員には高給取りを目指してほしい」という熱い思いを語った。
岡田氏は貧困な幼少期を経て、「絶対稼ぐ」という決意のもと起業。「(社会)貢献とかは何もなく、成り上がりたい」「ポルシェ、フェラーリが成功の証だ」という思いから、1年で念願のポルシェを購入したという。そこからは「社員にもお金を得てほしい」という思いで経営し、「“高級的上昇”と伝え、ちびちびではなく満足度を得るような給与ベースを維持している」そうだ。
しかし、一時は倒産寸前まで追い込まれたことも。経営状態が悪化した企業に対し、取引のある金融機関が一同に集まって今後の会社に対する方針を確認・同意する会議「バンクミーティング」で、自社が愛知県の第1号になったことを告白。「なりふり構わずモノを売って、起業して1年で買ったポルシェも売ろうと社員に言ったら、『それだけは売らないでくれ』『絶対売らないでほしい』と。それで売らずに済んで、28年乗り続けている」と明かした。
この話に株式会社UNI代表取締役の石川諒氏は「すごいのは、従業員に『売らないで』と言われたこと。社長としてのフィロソフィー、開拓塾がどう成ってきたかが従業員に伝わっている。これは企業の在り方としてすばらしい」と称賛した。