【WRC】第12戦 ラリージャパン(11月21日/デイ1)
いよいよ開幕となったWRC(世界ラリー選手権)の最終戦「ラリー・ジャパン」。競技本番前に開催されるシェイクダウン(テスト走行)で、“藤原とうふ店”と書かれたマシンがマンガのような激走を見せた。
シェイクダウン会場は豊田市の鞍ケ池公園。ラリー実走を前に、チームやドライバーによっても異なるが、ここをマシンの仕上がりを試すために複数回走行することができる。この日は、自身初のチャンピオン獲得を目指すヒョンデのティエリー・ヌービルが走り出すと、次々にドライバーが出走していった。
しかしここで一際注目を集めたのは、WRC2カテゴリーでシトロエンC3を駆るニコライ・グリアジンだ。今回、グリアジンは日本のマンガ&アニメで有名な『頭文字D』のファンということで、マシンを主人公のハチロクと同じ白黒のパンダカラーにしてラリージャパンに臨んでいるのだという。
実際に走り出したグリアジンのマシンがドーナツターンを見せると、実況も思わず「出た! 藤原とうふ店」と叫び、解説のピエール北川も、「昨日話を聞いたら、自分こと『タクミ』って言っていましたからね(笑)。それ頭文字Dの主人公じゃんって」と語った。
日本のマンガやアニメをリスペクトするグリアジンの走行を観た視聴者からは、「豆腐屋さんキターーーー」、「溝落とし!」、「それこそ落ち葉ネタは頭文字Dでも出てきたからね」、「ファン向けのサービス精神がうれしい」、「ギュアアアァァ」、「聖地巡礼してそうw」、「はやいねグリアジン」と称賛と喜びが入り混じったコメントが集まっている。
(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2024』/(C)WRC)