Mリーグ機構は、プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」、11月21日の第1試合に出場する4選手を発表した。この日は女性3人、男性1人という、Mリーグだからこそ時折発生する男性雀士包囲網が形成された。囲まれたのは剛腕、EX風林火山・松ヶ瀬隆弥(RMU))。美女雀士の華やかな麻雀に惑わされるか、それとも豪快な打ち筋で振り払うか。
豪快さの中に繊細さも併せ持つ松ヶ瀬。プロレベルの料理では、Mリーガーたちの胃袋も掴んできたが、本職の麻雀でも強さを見せつけてきた。それでも昨シーズン、個人最下位という苦しみを味わうと、今期も開幕直後は好調だったが、じりじりと後退。気がつけば個人順位も27位まで下がってきた。そろそろ復活しないと昨年と同じ道を辿ることに。踏ん張りどころだ。
この松ヶ瀬を取り囲むのが女性3選手。KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟)は、開幕まもなく1勝を挙げたものの、今期8戦してトップから1・2・2・3。ひるまず戦えてはいるものの、あと1牌の後先に泣くこともあり、マイナスが3ケタまで膨らんだ。人気面ではトップクラスなだけに、試合後のほんわかした勝利の笑顔を、多くのファンが待ち望んでいる。
同じく今期1勝で留まっているのがBEAST X・中田花奈(連盟)。Mリーグ1年目だった昨シーズンよりも内容が向上しているというのは、周囲の統一見解。相手選手へのリスペクトも強い分、どこまで図太く戦い抜けるかが、今後の焦点にもなってくる。他の3人は、大物手をアガることでも有名だけに、気後れしている場合ではない。
TEAM雷電・黒沢咲(連盟)は前回出場時もトップを取り、じわじわと状態を上げてきた。スケールの大きい麻雀も取り戻し“セレブ”感溢れる打ち回しが見られることに、ファンも一安心といったところだ。涼しい顔でアガリ続ける時の破壊力は、Mリーガーの中でも最上位クラス。今夜も優雅に暴れるか。
【11月21日第1試合】
EX風林火山・松ヶ瀬隆弥(RMU)個人27位 ▲117.4
KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟)個人30位 ▲129.1
TEAM雷電・黒沢咲(連盟)個人21位 ▲36.9
BEAST X・中田花奈(連盟)個人28位 ▲118.9
【11月19日終了時点での成績】
1位 赤坂ドリブンズ +456.6(34/96)
2位 セガサミーフェニックス +369.2(34/96)
3位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +250.3(34/96)
4位 U-NEXT Pirates +233.7(32/96)
5位 KADOKAWAサクラナイツ ▲36.5(34/96)
6位 TEAM雷電 ▲58.3(34/96)
7位 EX風林火山 ▲245.3(34/96)
8位 渋谷ABEMAS ▲426.7(34/96)
9位 BEAST X ▲563.0(34/96)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)