窮地の「最速最強」、どう跳ね返す?多井隆晴、苦しむチームを救えるか/麻雀・Mリーグ
【映像】多井隆晴、チームを救えるか!?(生中継)

 Mリーグ機構は、プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」、11月26日の第1試合に出場する4選手を発表した。注目は渋谷ABEMASのリーダー多井隆晴(RMU)。チームはリーグ8位、マイナスポイントも500近くまで積み重なった。「最速最強」と呼ばれる男は、この窮地にどう立ち向かうか。

【映像】多井隆晴、チームを救えるか!?(生中継)

 「常勝軍団」と呼ばれてきた渋谷ABEMASだが、昨シーズン初めてファイナルシリーズ進出を逃し、今シーズンは開幕から不調。4選手全員がマイナスという状況など考えもしなかったことだろう。全員が同時に復調するというのも考えにくいもの。やはり今求められるのは、強烈なリーダーシップだ。

 どん底の苦しみを味わっているのはBEAST X。マイナスは600を超え、レギュラーシーズンの1/3を過ぎたあたりとはいえ、これ以上のマイナスはいよいよ取り返しがつかない。こちらも4選手全てマイナスの中、チームで最も成績がいいのは菅原。流れを変えるどころか、大きな風を吹かせて猛獣軍団の大反撃を始めたい。

 リーグ6位のKADOKAWAサクラナイツであっても、安泰ではない。7位と差があるとはいえ、▲89.0という状況は、なんとかレギュラーシーズン圏内に踏みとどまっているという程度。いつ転がり落ちても不思議ではない。ここは好調・渋川難波(協会)の巧みな麻雀でもっと上へと押し上げられるか。

 その上、リーグ5位のTEAM雷電もトータルマイナス。過去、何度も苦しい状況を味わってきただけに、マイナスポイントを持ったままの状況で心が安らかなはずもない。チームのポイントリーダー本田朋広(連盟)は、チーム最多の12試合目の出場。まさにチームを引っ張るエースとして戦い抜く。

【11月26日第1試合】

KADOKAWAサクラナイツ・渋川難波(協会)個人12位 +87.5
渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)個人23位 ▲66.5
TEAM雷電・本田朋広(連盟)個人11位 +88.5
BEAST X・菅原千瑛(連盟)個人26位 ▲93.3

【11月25日終了時点での成績】

1位 赤坂ドリブンズ +572.8(36/96)
2位 セガサミーフェニックス +436.5(36/96)
3位 U-NEXT Pirates +292.2(36/96)
4位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +225.7(38/96)
5位 TEAM雷電 ▲26.8(36/96)
6位 KADOKAWAサクラナイツ ▲89.0(36/96)
7位 EX風林火山 ▲306.7(38/96)
8位 渋谷ABEMAS ▲493.2(36/96)
9位 BEAST X ▲631.5(36/96)

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)

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