Mリーグ機構は、プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」、11月29日の第1試合に出場する4選手を発表した。注目はKADOKAWAサクラナイツ・渋川難波(協会)。前回出場時は連投し2着・トップで大きくポイントを伸ばし、チームに貢献した。この試合でプラスとなれば、チームもプラス域復帰。絶好調男の肩に期待が乗る。
渋川はMリーグ3年目で1年目は▲105.1、2年目は+147.2と確実に成績を伸ばした。そして今年はここまで+167.6。個人トップ5も目と鼻の先。5位にいる堀慎吾(協会)と、2人でチームを牽引している状態だ。攻撃的な麻雀と結果ががっちり噛み合い、好結果が続々と生まれる、まさに波に乗っているところ。この機を逃さず、取れるポイントは少しでも多くかき集める。
渋川を止める候補として最初に名前が出るのは、U-NEXT Pirates・鈴木優(最高位戦)。昨シーズンのMVPは、今年もしっかりとチームに貢献。リーグ3位へ浮上したチームのポイントリーダーだ。攻撃的な選手が揃った卓だけに、バチバチとぶつかり合うことが予想されるが、戦闘民族としては望むところだ。
「麻雀星人」こと渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)もようやくエンジンがかかり始めた。チームのマイナスポイントが500を超え、初年度から6年間守り続けてきたレギュラーシーズン突破も徐々に危うさを増してきた。常日頃、レギュラー突破を第1目標かつ最大目標に掲げる多井にとっては由々しき事態。チーム構成を脅かす状況には断固として立ち向かう。
TEAM雷電は、今期の成績次第で入れ替えレギュレーションが発動するチームの一つ。リーグ6位というヒヤヒヤな位置での戦いとは、早くサヨナラしたいところ。黒沢咲(連盟)は前回こそ3着に敗れたが、前々回では試合終盤のラッシュで逆転勝利。勢いはついている。Mリーグの舞台ではしばらく出ていない役満。そろそろ“セレブ”がやってくれる予感がする。
【11月29日第1試合】
KADOKAWAサクラナイツ・渋川難波(協会)個人6位 +167.6
渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)個人20位 ▲9.3
TEAM雷電・黒沢咲(連盟)個人24位 ▲62.6
U-NEXT Pirates・鈴木優(最高位戦)個人10位 +122.6
【11月28日終了時点での成績】
1位 赤坂ドリブンズ +532.9(38/96)
2位 セガサミーフェニックス +491.5(38/96)
3位 U-NEXT Pirates +292.2(36/96)
4位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +273.3(40/96)
5位 KADOKAWAサクラナイツ ▲8.9(38/96)
6位 TEAM雷電 ▲61.4(38/96)
7位 EX風林火山 ▲369.4(40/96)
8位 渋谷ABEMAS ▲507.2(38/96)
9位 BEAST X ▲663.0(38 /96)
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)